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《松林図》長谷川等伯

むせぶ湿りが みえる
すさぶ風が みえる
灼熱の大気が この星をおおっても
二百年後のわたしたちの細胞の奥底に
同じ空気がみえている


松林図を初めて見た時、
20分ぐらいその前から動けませんでした。
展覧会場を一周した後、
再び松林図まで戻ってきて、
じっと見つめました。

風と飛沫と倭(やまと)があったと
思えたのです。

【美術詞】短い言葉でアートを表現

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