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認知は変えられるという話

ここではコーチングを学ぶ中で、認知は変えることができるということを身を持って体感した話を書こうと思います。
認知を変えるために、過去に人間関係が良くなかった権威となる人物について考えました。最終的にはその人を許し、その人はその人のままで良いとなり、事実は変わらないものの認知は180度変わる結果となりました。
(プロセスでは多少率直な表現をしますが、本プロセスを通してその人のおかげで今の自分があり、その人の良さだったことも認識できているため感謝しております)

過去、人間関係をこじらせた人を思い浮かべる

前職の上司Aさん

私がAさんを苦手だな(嫌い)と思うところは以下のようなところでした。

  • 話が長い(結論ファーストではない)

  • 勝手に重要な物事を決めてしまう

  • 営業管理が適切に出来ていない

  • マネジメントの要所を抑えた行動をしない

上記のようなところがあり、自分はそのような行動を取られるたびに苛立ったり落胆したりしていました。

認知が変わることを認識したプロセス

最終的にはAさんのことを全く違う見方で認知することになるのですが、そこまでのステップをまとめます。

あなたが嫌い(苦手)だと思った行動は自分もやってしまっています。その行動を自分自身が取ったことを(過去を通点したときに)目撃した人物を書き出してください。

話が長い(結論ファーストではない)
勝手に重要な物事を決めてしまう
営業管理が適切に出来ていない
マネジメントの要所を抑えた行動をしない

これらの行動は私の過去の上司がやっている行動だと思っていましたが、私自身もしているということでした、、、
確かに過去を見ていると自分自身もやっていて、少なからず指摘された過去があります。奥さん、前職での上長、事業部長、役員、バイト、後輩といった関係した人たちに何かしらで指摘されたことがありました。
心にずーんとくるものがあり、何だか申し訳ないという謝罪の気持ちさえ出てきました。

上司がそのやってほしくない行動をやったときに自分はメリットを享受しています。それは何でしょうか?(メリットの定義はHave toが減る、Want toが増えること)

例① 「話が長い(結論ファーストではない)」について
上司が結論ファーストで話さないことによって私にどんなメリットがあるのか考えてみました。結論ファーストで話されないので、センテンスの中でどこが重要な事柄なのかを考えて聞く必要があります。そのため、多くの情報の中でエッセンスとなる部分を取捨選択するスキルが上がることに気づきました。

例② 「勝手に重要な物事を決めてしまう」について
上司が勝手に重要な物事を決めてしまうことによって、決まったあとでどのように巻き返すのか考える必要があります。物事が決まる前と後で難易度は全く変わってくることから困難なテーマに対して突破する能力が上がることに気づきました。

このような上司がやってほしくないと思っていた行動から自分はいくつかメリットを享受していることに気づきます。

自分がやってほしくないことを他人にやったことによってその相手が享受するメリット

自分がやってほしくないと思っていることを周りの人に実施した場合に、どのようなメリットを相手は享受するのか考えました。
上に書いたような事柄を他人に実践したときに、以下のようなメリットを享受できると考えました。

  • 話の中でどこが結論・本質なのかを自分で考える力が身につく

  • 結論が見えている人に答えを聞くことでチームのコミュニケーションが促進される

  • 話が長い人に対して寛容になれる

  • クライアントが言いたいことを読み取る能力が上がる

  • 決まったことに対してとりあえず行動してみるという姿勢が身につく

  • 失敗パターンみたいなものが経験として貯まる

書き出してみると止まらなくなるくらいメリットがありました。
この辺からもっとやってくれ!という気持ちにまでなり始めます。

上司が忌み嫌う行動と反対の行動をし始めたときに自分が被るデメリット

これは上司が仮に自分自身が苦手だ・嫌いだと思っていた行動を逆にやらなくなったときに自分にどのようなデメリットがあるのか考えます。
上司が改心してパーフェクトヒューマンになった時を思い浮かべました。

  • 結論や本質が自分で考えられなくなる

  • 話が長い人に対して心が狭くなる

  • クライアントが言いたいことが読み取れなくなる

  • 決まったことに対して行動せずに背景をいくつも聞いてからしか行動できなくなる

  • 失敗パターンが貯まらないので、大きな失敗をするか失敗できないようなスタンスになる

ここまで来ると、上司に「変わらないでくれ!」「そのままのあなたで良いよ」となってきます。この思考プロセスを通して、自分の中で過去の上司を許し受容することができました。
これまで「そういう側面をあるよね(仕方ないよね、、、)」という気持ちで自分を納得させていたのが、全く認知として変わりました。

これから

この思考プロセスを過去上司だった人全員をケースにしてやってみようと思います。1人をサンプルとしてやってみて、これからどのような人と一緒に働くことになってもその人を受け入れていけるという自信になっています。
次は、自分自身の嫌いなところを受け入れるプロセスについて自分の理解をまとめていきます、

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