山歩きという、この上ない豊かな時間
山歩きは良い。とても良い。
山登りではない、山歩き。
2時間もあれば登って、尾根を歩いて、降りれるくらいの里山が良い。
木漏れ日溢れる深い茂みの山路を歩くことは何よりデトックス。
たまにすれ違うハイカーと必ず交わすご挨拶も気持ち良い。たまに今日は暑いですねーとか、軽く会話も交わす。
今日は若いカップル2組と、老夫婦が1組。
若いカップルの1組は、女の子の方が慣れてないらしく、かなりしんどく不満そうで男性が優しく宥めている。微笑ましい。
もう一つのカップルは、まだ友達のようで(お昼ご飯を近くで食べていたので会話が丸聞こえだったのだ)会社のことや、山登りのことや、お友達のことを笑いながら楽しそうに話している。(このまま素敵なカップルになるといいね)
羨ましい。
老夫婦も眺めの良い岩場で、のんびりお昼ご飯を食べている。素敵だ。
僕も、山登りではお決まりのカップ麺を啜りながら、遠くの山や海を眺める。
そしていつしか、それぞれが歩き出し、また深い藪の路に消えてゆく。
小春日和の1日。
それはとても豊かな、何にも代え難い時間。
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