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将来の不安を解消するには?

私は新卒に対する有効求人倍率が低水準な時期に就職している。いわゆる氷河期世代の人間だ。就職してからずっと心のどこかで将来に不安を感じている。自分の父親の世代の人の話を聞くと、若いときには仕事が終わったら毎日のようの飲みに行っていたという話をよく聞いた。多分、父親の世代は将来の不安が今よりも少なかったから、毎日飲み歩いて、楽しい毎日を送っていたんだろうと思う。対照的に、今の若い人は、将来の不安に備えてスキルアップを目指して頑張っている人が多いように感じている。資本主義社会なら、競争して負けたら待遇が悪くなって当たり前だという意見もあると思うが、今回はより多くの人が将来に不安がない社会を作るためには、どのようなことに重点を置くべきかを考えてみた。

雇用の確保
安定した雇用が人々の将来への不安を軽減することができる。したがって、経済成長を促進し、新たな雇用機会を創出する政策や、職業訓練プログラムの充実など、雇用の確保に向けた取り組みが必要となる。今の終身雇用はいい面と悪い面があるが、より多くの人が安心して働ける環境を作り出していると思う。

社会的安全網の整備
社会的なリスクや困難な状況に直面した人々に対する支援体制を整備することが重要である。福祉制度や社会保障制度の充実、労働者の権利の保護など、社会的安全網の整備に取り組むことで、人々が将来に対してより安心感を持つことができる。以前に、福祉の仕事をしている人の講演会で、「自己責任」という言葉をすぐに相手に言わないで欲しいと聞いた。自己責任という言葉を使ってしまうと困難な状況に直面した人々が、誰も手を差し伸べないで良い環境に行くことができなくなるからだ。その言葉がずっと自分の頭に残っている。

教育の充実
人々が将来の不安を減らすために必要なスキルや知識を得るために、教育の充実が重要となる。個々の力を引き出すために、総合的なカリキュラムの導入や、現代のテクノロジーの活用による教育方法の改善など、教育制度の改革を行うべきである。社会に必要とされる教育を受けることによって、雇用の機会も増えていく。

持続可能な開発の推進

環境問題や資源の枯渇など、持続可能性に関する課題にも取り組む必要がある。エネルギーの効率的な利用や再生可能エネルギーの導入、廃棄物削減の取り組みなど、持続可能な開発を推進することで、将来への不安を軽減することができる。

以上のような取り組みを行うことで、将来に不安のない社会を実現することができると思う。ただし、これらの取り組みは個別の政策や行動ではなく、社会全体としての意識や価値観の転換が不可欠となる。個人的には衣食住の環境がある程度整っていて、皆で楽しくお酒を飲みながら、笑って過ごせる時間が増えるといいなと思っている。

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