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ピータ ティール 【反逆の男、逆張りの発想、ゼロtoワン】

ピータティールの潜在的なスペックは勿論だから、まずは違った捉えで、彼が若かれし頃に、ハーバードではなくスタンフォードで出会い、影響や刺激を受けた人物。ルネ・ジラールなどは特に欠かせない。

【ルネ・ジラール】
スタンフォード大学教授、著名フランス人哲学者。ビジネスの世界には哲学など関係ない様に思えるのだが、人間の模倣理論など、ジラールの見解には彼自身影響を受けざるおえなかった。人間の行動は 「模倣 」に基づいている 。人間には他人が欲しがるものを欲しがる傾向がある 。したがって模倣は競争を生み 、競争はさらなる模倣を生む 。と語っている。

企業に就職したピーターはクレディ・スイス・グループで働いた時、容赦ない競争圧力、ニューヨークでの生活費、ニューヨークはまさに生きた模倣理論に辟易し、シリコンバレーに移る結果となり、インターネットと出会う事ができたのだ。

最終的にはpaypalをebayに一度売却する結果となったが、売却時離れたメンバー達をはpaypalマフィアと呼ばれ、数々の有名企業を立ち上げる起業家集団と呼ばれ、今でも硬い絆で繋がっている。ピーターは官僚型経営者やスタートアップ企業にいそうな個人主義ではなく、仲間を思う気持ちと団結に関してのコミットメントしているのが良くわかる。

『 毎日を人生最後の日であるかのように生きよ』という決まり文句を聞い たことがあるでしょう? でも実際は逆です。『毎日を自分が永遠に生きるかのように生きよ』が正しい。つまり、きみのまわりにいる人間を、これから も長くつき合うつもりで扱うべきなんです。きみが毎日下す一つひとつの選択がとても大事です。その結果は時間とともにどんどん大きくありますから』

まさにその通りだ、一回きりの人生、後悔しないよう自分に正直生きるのは間違ってはいないが、対人関係においては全く逆なのかもしれない。金言がpaypalマフィアを語っている。

「ゼロ to ワン」など、0から1を生み出す価値を大いに提唱している。私にとってはハードルの高い事だが、もう少し紐解いて考えてみると、「逆張りの発想」という考えには腹落ちする事ができる。

自分の人生も起業しているのと同じという事だ。上記の模範理論にも書かれているが、競合するのではなく、唯一無二を目指すことに人生そして経営に意義がある。そして私は常にアンチでいるのがモットーなので、非常に背中を押してくれる。そして優れた企業に関しては、まず新しいニッチな市場を探し、創造、あるいは発見する。次にこの市場を独占する。最後に、独占を強化するにつきるという。

競争をいうのは負け犬がする行動、ゼロサムゲームという事だ。確かにその通りで、競争から生まれるものは何の仕事ジャンルでもあるが、成長のスピードは遅くなる。大きく括れば、同じ業界の中と外との競争で効率よくwinnerになれるのは、新しいルールや勝ちパターンを創造するに限る。知識に関しては人生の先輩方々の方か上なので、同じ土俵では不利に近い。

今自分の考えてる事、もやもやしてる事にイノヴェーションはあるのか、そした新しい創造に関してワクワクしているか。新しい創造をしている自分を自分で受け入れ事が出来るか。そんな自分が全員好きな筈だ。今ある現実に対して無理をして戦う必要などないのだ。


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