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note 有料小説活性化計画 2

2月23日、朝日新聞の文化・文芸面に電子書籍に関する記事が4段抜きで掲載されていました。大手出版社の収益が改善し、講談社・KADOKAWA・小学館・集英社を例にその改善状況をレポートしています。
出版業界の記事がここまで大きく扱われることは異例で、出版不況と言われて久しい中、電子出版に方向転換した大手出版社の経営判断がニュースバリューとなったということだと思います。
気になるのは、伸びている電子書籍の87%がコミック。これまで電子化を認めてこなかった人気作家が、コロナ禍の巣ごもり需要のなか電子化を解禁し、コミック以外の電子書籍も15%以上伸びたということです。
電子出版の簡単さもあり、従来の出版物の流通システムが完全に破壊され、出版社自らがマーチャンダイジングを行った結果ということでしょうか。
紙面の中で専門家は嘆いておられます。
「電子出版が出版文化の多様性につながると期待していたが、紙以上にコミックばかりになってしまった。書店まで含めた本の業界におけるシステムの崩壊につながる恐れがある。出版文化を守っていくためには少部数の出版社も参入できるような電子書籍のフォーマットの整備、文化的な体験を楽しむ『コト消費』の場になるような魅力的な書店作りなど、それぞれが取り組む必要がある。」

◇ ◇ ◇

電子書籍を大手出版社が席巻し、コミックや人気作家の作品がお手軽に読めることを否定はしません。が。。。作家の世界観とか。。。
ドーム球場で5万人の観客にうずもれていたのに、更に天井ドームを閉められたような感じですよね。やっぱり私のようなド素人が、作品を公開できるのはnoteだけということですね。

◇ ◇ ◇

気を取り直して「有料小説活性化計画」です。
前回自分への宿題として、

中でも驚き、うーんと唸ったのは、
 1、有料小説活性化計画とは何か。
 2、どのような意義があるのか。
 3、どのようなシステムか。
 4、どうなることが理想か。
というところを読者が「こういう発想があったのか!」と思うところまで
充実させ「有料小説活性化計画」そのものを販売してはどうかというご提案をいただいたことです。
よし考えてみよう。でも難しいな。自分への宿題です。

というのがあり考え続けておりましたところ、たまたま「スキ」していただいたSさん(了解を取っていませんのでイニシャルです。)のページを見て驚きました。私がイメージしていたことをすでに実践しておられました!
「散歩する文学賞」というプライズをご自身で企画し、最優秀賞には賞金まで出るというインセンティブのある思い切ったものです。
結果、200以上の応募があり最優秀賞もすでに発表されています。
Sさんの企画フレームを引用させていただきます。

応募要項
■ 募集作品
・オールジャンル可能(またテーマは問いません)
・作品は3000字以上に限る(上限はなし)
・応募回数は無制限
■ 応募資格
・年齢、性別、職業、国籍、プロ・アマは問いません
■ 応募方法
・応募ページでPDFファイルにて受付
■ 募集締め切り
・2020年12月末日
■ 主催者・審査員
・ Sさん
■ 賞
・散歩する文学賞 :賞金10万円
■ 発表・表彰式
・発表は2021年2月中旬を予定
・受賞作品は募集ページ、主催者のSNS、メール送信等で告知します
・受賞作品は発表後、本ページに掲載させて頂きたく存じます
・授賞式は東京都内の居酒屋(コロナ禍が収まっていたら)で行う予定です
・授賞式を開催する場合、ご応募して下さった全ての方にご案内のご連絡を差し上げますので(予定)、会費制という形で参加して頂けたら嬉しく存じます
■ 応募規定・その他
・著作権は授賞作品を除き応募者に帰属します(授賞作品は後日、本ページに掲載させて頂きたいと考えているため)
・一個人の企画なので、受賞後の出版や雑誌掲載などのインセンティブはございません。予めご了承ください
・応募作品は未発表作品に限ります
・ご応募頂いた全てのデータは一定期間 データベースに保存をし、選考終了後に破棄を致します。

このやり方しかないと思います。
でも個人でやられる勇気は感服ですが、ご無理はなかったでしょうか?
私が考えていたのは、YouTubeでいうところの企業案件みたいなもので、
趣旨にご賛同いただける企業さんに協賛をお願いし、運営も事務局的なものを設置する必要があると思っていました。
Sさんに真似て記すとこうなります。

応募要項
■ 募集作品
・オールジャンル可能。ただしテーマはご協賛企業が決定する。
・作品は3000字以上に限る(上限はなし)
・応募回数は無制限
■ 応募資格
・年齢、性別、職業、国籍、プロ・アマは問いません
■ 応募方法
・応募ページでPDFファイルにて受付
■ 募集締め切り
・2021年○月末日
■ 主催者
・○○○賞運営事務局
■審査員
・ 有名作家
■ 賞
・最優秀賞 10万円
・優秀賞3点 各5万円
■ 発表・表彰式
・割愛
■ 応募規定・その他
・著作権は入選作品は協賛企業様に帰属します。
 協賛企業様の出版物等の二次使用は許諾いただきます。
 その際のインセンティブは個別にご相談させていただきます。
・応募作品は未発表作品に限ります。

どうでしょうか。
賞金、審査員経費、事務局経費、表彰式、システム構築他、いろいろ経費と手間がかかるので、個人で続けるのには無理があるような気がします。
解決すべき問題点もいっぱいあります。
・協賛企業て誰がどうやって探すの?
・事務局て誰がやるの?
・一村がやるとして、もっとフォロワーを増やさないと企業にはインパクト がないのでは?

まだ考え方がグラグラなんで、もっと練ってみたいです。
が、フォロワーを増やすのが先ですね。
ご意見お寄せください。

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