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Mobile Marketing Update 2019に行ってきたメモ

「超宴」いきたい。5000人でプシューしたい。


はじめてますか?ファンベース(佐藤尚之さん)

マスの権化D社で新規獲得をガリガリやってきて知り尽くしたうえで、いまこの時代にはファンベースが重要、に至った。
ファンベース:「すでに愛していただいているお客様に、愛し続けてもらう」

①なぜ、ファンベースが必要か:「時代」「売上」「類友の力」

「時代」
人口減=市場が急縮小。毎年100万人都市(千葉市)が一つずつ、10年後に東京の主要部が消滅する勢い。新規顧客は超激戦。コスパ悪い。

「売上」
パレートの法則
「ファンをキープする=売上につながる」
LTV
「ファンは増やさなくていい、ファンとの絆を高める」SONYα、売っただけに比べて、リアルな体験会まで行った人はLTVが5.3倍

「類友の力」
広告で買ってますか? 友人に勧められて買うこと、増えてませんか?
企業のメッセージは心を動かせない時代になった。友人を介することほど強力な説得はありません。なぜか?「価値観が近いから」
価値観が近い人が好きなモノ/コトは、自分もそうなる可能性が高い (同質性、ホモフィリー)

「ファンこそが、(これから難しくなる)新規顧客を増やしてくれる」


②ファンベースで大切にすべきポイント

「いいトコロを伸ばす」
”ファンじゃない80%のツボと、すでにいるファン20%のツボは違う”
80%を向いて「ファンを増やす」に走ると、「すでにファン」が減ったりしがち。すなわち、みすみす80%の売り上げを減らすことになる。
「機能価値より、情緒価値」
機能は先行してもすぐ成熟して後発に超えられる。機能のファンはすぐさま乗り換える。情緒・感情のところでファンにすることが大事!
 共感 → 熱狂
 愛着 → 無二
 信頼 → 応援

機能価値はコピーできるが、情緒価値はコピーできない。

ここ、innevitableの時の深津さん言論と完全デジャビュ。要は真理ってことか。

「Through the Community」
特定のコミュニティを狙っても一定量から広がらない。ツリー型でなく、面を意識したコミュニケーション。
あとは小島さんの本を読めと。


③ファンベースは何からはじめればいいか

ファンをよくよく知らないと、何も前に進みません。どこがツボなのか?どういうワードが類友に広がっていくのか?
×ファンイベント
喜ばせるだけで、声が聞こえない。
×アンケート、グルイン
「好き」という心理を、ひとりで言語化できる人はいない!
   ↓
◯ファン・ミーティング
ファン同士に喋ってもらい、聞き耳を立てる
少人数でも社員でも、何でもいいのでとにかくファンを集めて傾聴することからはじめる。
見極め方を工夫する
ファンミーティングに来る人が、本当にファンなのかどうかの見極めは、とても大切。
・アンケート:フリーアンサー欄で見極める。
・カゴメ:「那須塩原の工場に、平日に自腹で来てくれる人」



企業ブランドとエンゲージメントのつくり方(OWN DAYS田中修治さん×ハヤカワ五味さん)

マス広告の話

いつかはマス広告も考えてるが、闇雲に打つつもりはない。まずは各地にOWNDAYSメガネのファン(信者)をつくって、十分なタイミングになってからマスを打つ。マスはそれ自体が広めるのでなく、あくまで信者の布教を勢いづけるためのもの、という戦略。

Q,企業経営で一番大事なこと

田中さん「公明正大」
五味さん「仕組み」「キャッシュフロー」

Q. 企業ブランドとは?

五味さん「価値観を商品に」
田中さん「関わる人を豊かにする」
いろんな人がいろんな解釈をすることを前提に、”オシャレ”でも”安い”でも、どんな見方をされたとしても最後「安心」というキーワードにたどり着けばいいと思ってる。
頭でっかちになってブランドとか語る必要ない。頭よさそうにかっこいいカタカナ使うのもダメ。

↓↓ ハヤカワ五味さん愛読と。持ってるけどまじめに読んでなかった。

Q. 注目してること

五味さん
「FemTech」※Female×Tech
トレンドとしてキテる中で、しっかり扱える人間として自分がやらないと、という使命感から事業注力してる。生理用品の社会史とか、勉強するとめちゃ面白い。
「宗教」
人のつながりや価値観が土地・地元的なものに依存しなくなった。これまで土地とともにあった宗教に変わって”何を幸せとするか”を勉強中。Femtechともつながる話。
田中さん
「テクノロジー」「作業/仕事」
ムダを生み出すことで仕事をつくってるのが今の社会。そのために激務で死んでる人とかいるのはアホな話。そこを壊せるのがテクノロジー。もっと楽しむこと、楽しませることを仕事にすべき。仕事と遊びの境界線がどんどんなくなっていくはず。テクノロジーを使ってもっと仕事を遊びっぽく。


ファンマーケティングの実現とテクノジー活用(ヤッホーブルーイング田さん×プロントcorp矢野さん×H&M田原さん)

ヤッホー田さん

ファンマーケターの肩書きは、「ファンに対して」でなく、「ファンと一緒に」マーケティングするという意味。よなよなエールという商品のファンをつくって、次にヤッホーというブランドのファンになってもらう仕組み。
・オウンドメディア
・直営ビアレストラン
・超宴 醸造所見学ツアー
・通販年間契約
・これから会議
・FUN×FANコミュニティ
むかし会社がつぶれかけた時、コアなファンが支えてくれた、というマインドが強い。

超宴
昔は「宴」だったのが、人気でキャパ足らず、会場を大きくして「超宴」に。軽井沢キャンプ場のロケーションや、5000人同時「プシュー」など衝撃体験 → コアファン化・口コミ。そこから「ファン宴」ファンが自ら開催するまでに。ヤッホーは招待を受けてイベントナレッジをサポートしたり。

これから会議
ファンとこれからのヤッホーをディスカッション。Facebookグループで継続。
熱狂的なほど追いかけてくれる人が増えてきた。一人でしずかに飲みたい人、戦車の音を聞きながら飲みたい人、横のつながりをつくりたい人、いろいろな人の、いいろいろな愉しみ方それぞれをサポートしていきたい。


H&M 田原さん

「H&Mクラブ」→「Hello Member」にロイヤリティPGMリニューアル
・インセンティブ自体は特別なことはない。王道をわかりやすく。
・ファンベースのため、会員を2層化。メンバーとプラスメンバー
ストーリーを伝える、STORY TELLING
  ↓
ストーリーを一緒に作る、STORY DOING
広告より投稿。投稿の方が圧倒的にエンゲージメントが高い。広告にいいねしないよね。ヤッホーの超宴みたいなこともぜひH&Mでも考えていきたい


プロント 矢野さん

外食はプロダクトでなく、サービスが商材。スタッフが大事。まず働く人をファンに。そのためにツール・テクノロジーを駆使していきたい。

・・・

PCのバッテリーがドピンチ&実業トラブルが同時発生してしまい、後半だいぶ雑&抜け漏れまくりなレポとなりました。登壇者各位に申し訳ない。。。


グラフィックレコーディングがやばい

速記メモと同時通訳とライブペインティングを合わせたみたいな神業。イベント終了と同時に最後のセッションまでバッチリまとまっていた。。。ちょっと理解に苦しむレベル。


えーと。
わしの前段雑メモ要らんやないか〜い。

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