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#09 2人目妊活 私が一人っ子を決断するまで  時間が解決してくれること

不妊治療退職をして13年、一人っ子決断して6年。 そんな私が一人っ子を決断するまでの様々な葛藤に関して、綴っています。

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前回の話
第8話

「一人っ子は可哀そう」「2人目は?」周りからの悪意無き言葉や、プレッシャーに悩む人は少なくありません。

ただ、気が付けばこれらの言葉も聞こえなくなっていました。第9話ではそんな私の心境の変化について綴っていきます

他人の興味は一時的

「一人っ子は可哀そう」「2人目はまだ?」このような言葉に辟易としている…という人もいるでしょう。

ただ他人の興味は一時的です。他に興味がうつれば、徐々にこのような言葉をかけられることも減ってきます。

年末年始など人が集まる場所で、思い出したように言ってくる人もいるかもしれません。ただこの人達も、いずれ何も言わなくなる人がほとんどです。

「一人っ子は可哀そう」「2人目はまだ?」ただの興味本位の言葉でしかないのです。

そして年齢的に妊娠が難しくなってくると、さすがに周りも触れなくなってきます。

もし、ここまで来てもあれこれ言ってくる人がいれば、その場合は、そっと距離を置いた方がいいかもしれません。

実際、私の場合も40歳を過ぎた頃から、2人目の話題に触れる人はほとんどいなくなっていました。

他人の妊娠への関心は、40歳前後がひとつの区切りなんだなと改めて感じた瞬間でもありました。

他人からの影響力

そして私自身も徐々に2人目妊活について考えることが減ってきました。

一人っ子というのが自分の中で当たり前になってきていたのかもしれません。これが我が家の形だと‥‥

と同時に、いかに自分が外野の声に惑わされていたんだとも考えさせられました。もちろん、時間が解決してくれた部分もあったでしょう。

それでも、周りの声というのは、自分の思考に大きな影響を与えてくるものなんだなと…

周りの声が聞こえなくなって、ようやく自分達の家族の形を考えられるようになったのかもしれません。

時間が忘れさせてくれる

そのうち、プライベートでも「一人っ子」「2人目」というワードが気にならなくなっていました。(ご相談に関しては個人的感情は切り離しています)

改めて、時間は偉大だなと思います。

以前、不妊カウンセリング学会の話で、不妊で悩んだ思いを癒すのには10年かかるという話を聞いたことがあります。

ただこの10年間はずっと暗闇の中にいるのではなく、少しずつ様々なことを受容していくのだというのを感じています。

良い意味で時間が忘れさせてくれるのでしょう。

こうやって人は次にステージに向かって進んでいくのかもしれません。

すぐに切り替えられなくても大丈夫!


ただ受容にかかる時間は人それぞれです。

私の場合は、不妊治療退職についてある程度自分の中で受け入れたタイミングがちょうど、2人目妊活終結と重なったというのも大きかったと思います。

切り替えなければ、受け入れなければ…と思いこまなくても大丈夫。少しずつ時間が解決してくれます。


本日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事では私がどのように2人目妊活の終結を受け入れていったのか?心境の変化についてお伝えしました

いよいよ次で最後になります。
第10話では、改めて「産む・産まない」について考えてみたいと思います。

このシリーズは「子供は2人」という考えに何も疑うことなかった私が、不妊治療、不妊治療退職、出産を得てひとりっ子を選択するまでの心情の変化を、10回に渡って綴っていきます。

10話を読む

現在、不妊治療と仕事の両立支援に関するアンケートを行っています。

期間:2024年3月14日~2024年5月15日

アンケート対象者
・不妊治療と仕事の両立に悩んだことがある人、現在悩んでいる人
・治療ステージは問いません
・悩んだ結果、治療をしなかった方も対象になります。

少しでも多くの方にお答えいただければ嬉しいです。
アンケート回答のご協力、シェア・拡散をどうぞよろしくお願いいたします。



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