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プノンペンの新ゴミ山 チュンエク

みなさんこんにちは!
国際協力NGOのCBBでインターンをしている大分大学の神野です!

昨晩は、夜のプノンペンを日本人3人で散歩してきました。

いつもは、1人で散歩していたので、複数人で散歩するのがすごく新鮮で楽しかったです。

行った場所はマックスバリュー。

もろ日本のお店という感じで、日本を感じてきました。

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そんな今日は、なんと、新ゴミ山に行ってきました。

以前、中央大学の学生と旧ゴミ山に行き、少しゴミ山に対する関心が大きくなっていた中で、CBBのインターン生も一緒に行ってみたい。

と言う話になり、実際に足を踏み入れてみることにしました。

場所は、キリングフィールドから約2キロの場所。

基本的に、新ゴミ山の警備はかなり厳しいようで、部外者は入ることができません。

しかし、裏道を教えてもらって、実際に入ることができました。

(恐らくイリーガルな道なので、ここに掲載はしませんが、気になる方はコメントしてくれると、行き方を教えます。)

ゴミ山の近くの家は、おそらくスカベンジャーと呼ばれるゴミ拾いを職としている様で、家の前には大量のゴミが積まれていました。

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そこでは、小さい子ども達もゴミを拾ったり。ということもしていました。

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ゴミ山に近づくにつれて、やはり臭いはきつくなって来ます。

幸いなことに、私は今、風邪気味で鼻が詰まっていたのでそこまで感じませんでしたが、一緒に行った人が臭いと言っていたので臭かったと思います。

実際に、今も使われているゴミ山を前にすると、なかなかの衝撃でした。

一面に広がるゴミ景色。

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足の踏み場は無いと言っても過言では無い足下。

そこら中に落ちている注射針などの医療機器。

ゴミ山の中に流れる真っ黒に染まった汚水。

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その汚水の至る所で、ボコボコと何やら良くないガスが発生している地面。


これが私の目にしたゴミ山の環境です。

私が行った時間は、午前11時~12時頃でした。

この時間は、スカベンジャーと呼ばれる人は全く見ませんでしたが、このような環境でゴミを集めて生計を立てているという人が存在することは確かです。

以前、スカベンジャーの人達にインタビューをする機会がありましたが、彼らは職を変えられるなら変えたい。

そう話している人が大半でした。

言っている意味は、実際に足を運ぶことでよく分かりました。

私たちは、前に進むことしか考えていなかったため、足元を選びながら進みましたが、スカベンジャーはそんな訳にはいきません。

少しでもお金を稼ぐために足元なんてあまり気にできないと思います。

あんな劣悪な環境で毎日働くとなると、病気や怪我をするのも時間の問題です。


私は実際にゴミ山を目にしてスカベンジャーという仕事は無くなるべきものだと思いました。

実際に、ゴミ山がある事で生活することができている人がいると言うことは確かです。

さらには、ゴミ山でスカベンジャーをすることで以前より生活が豊かになった人がいると言うこともインタビューをして分かった事です。


それでも、ゴミ山で働くということは早死にする道を選んでいることと同じように感じました。

寿命を縮めて、少しお金のある生活をしているという感じだと思います。

今までの生活が、どんなに苦しくても、早死にする仕事を選ぶのは良い選択では無いと思いました。

しっかり生きてさえいれば、楽しいと思えることはたくさんあるはず。

もしかしたら、貧しい生活を変える出来事もやってくる可能性もあります。


何はともあれ命に代えられる大切なものはありません。

以前の旧ゴミ山でインタビューをした時はスカベンジャーという仕事をすることで生活が楽になったという人がいて、その仕事もありなのかな。

そんなことを考えましたが、今日、はっきり良くないと思いました。

命を削る職業なんて仕事じゃ無い。

そんなことを少し考えたりしていました。。。

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(ゴミ山に咲く花がなんとも凛々しかったので1枚。)

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