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上演料無料で使える演劇の台本

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このマガジンでは、僕が上演してきた演劇の脚本(台本・シナリオ)を無料公開しています。 ご連絡いただければ、有料・無料公演を問わず、上演料などなく無料で使っていただけますので、ご自… もっと読む
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記事一覧

公開戯曲 - 「評決」

ライブハウスでのイベント用に書いた短編で、1954年に制作されたアメリカのテレビドラマ「十二人の怒れる男」をモチーフにしています。 元がライブハウス用なので、セットは椅子だけあれば上演できますし、少人数で1時間弱(25分×2幕)でできる作品ですから、小さい公演には向いているかと思います。 元ネタよりも、論理展開が甘いのはご容赦ください…(苦笑) STORY ある架空の街で起こった、一件の殺人事件…。 父親が娘を殺害したというその事件を裁くために、6名の市民が陪審員として集

公開戯曲 - 「怪物」(2014年12月上演)

「俺には、俺の罪が分からない…」 戦後の混乱期のただ中にある廃墟の街で、連続殺人事件が起きた。 被害者は皆、両目をつぶされ、体を焼かれていた。その凄惨な殺し方に、人々はこう噂した。 怪物が現れた—と。 事件の捜査にあたっていた刑事・若林は、捕らえられたばかりの犯人と向き合っていた。人々からせむしと呼ばれた片腕の男は、体中に私刑の傷を負い、牢につながれている。人々は彼を犯人と決めて疑わなかったが、若林だけは小さな疑念をぬぐい去れずにいた…。 台本のダウンロードはこちら

公開戯曲 - 「道化師の歌が聴こえる」(2013年7月上演)

そこは、壁に閉ざされた町。 誰も出入りするものはなく、また誰も壁の外を見たことがない。それでも町の人々は、そこでずっと平和に暮らしてきた。 だがある日、その町で一人の女が殺された。 捕まったのは、最近街にやってきたばかりの一人の余所者。 今まさに、町の人々による裁判が始まろうとしていた。 なぜ、余所者は女を殺さねばならなかったのか。 そして余所者は、何故この町にやってきたのか。 やがて見えてくる町の真実の姿。 たった一人の男の願いが、町の秩序を大きく揺り動かしていく。