名古屋のエブリイをとめて
カロッツェリアのナビのテレビで
有馬記念を見たクリスマス
大阪に戻り
一夜明けて家のリビングで
録画してたレースを
大画面で見たぜよ

中山2500メートルのこのレース
残り500メートルぐらいのところからさ
みんな手綱をしごいてる中
持ったままであがっていくあの姿
シンボリクリスエスとか
オルフェーヴルが勝ったときに似た衝撃
マジでシビれた

何年かに一度、これを獲れんようなら
競馬やめた方がいいよってレースがある
今年の有馬記念もそんなレースだった
オッズの高い馬を買って
夢を買うともっともらしいこと言ってもさ
銃を突きつけられてそれ買える？
ね、そういうことなのよ

俺が馬券デビューして
有馬記念は27回を数えるが
キタサンブラック①
ブラストワンピース①
イクイノックス①
と、ここ六年で三勝できてるが
それまでは惜敗と惨敗の山だった

負けるべくして負けたレースを
反省していけば
有馬記念にかぎっては勝てると思う
夢を買うではなく欲望を買ってることに
気づくか否か
来年の有馬記念は俺にとって最後の勝負
今年勝てた意味は果てしなく大きい

Kazz Yanagawa 

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#クリストフルメール