奇蹟を司るものがある
例えばこのたった六本の弦
おもむくままに感情をぶつけたなら
怒りや哀しみを激しく揺さぶる
これがロックンロールの原点ぜよ

つまらぬ噂に翻弄されて
信じたものすら疑っちまうような弱さ
愚痴をこぼし合い傷を舐め合い
意気投合して
それを友情と嗚呼、勘違い

ひとりぼっちになるのが
おまえらそんなに怖いのか
SNSでたくさん繋がって安堵してよ
それで満足なら
バカにつける薬はソールドアウト

否定した群れの中に
昔、友だちだった男がいた
変わったのは俺なのか
それともあいつなのか
もうそんなことはどうでもいいのか

連中が歌っているのは
紛れもなく羊飼いの歌
そんなところではナンバーワンにも
オンリーワンにもなれやしない
いい加減、気づけよ

俺は怒りを歌う
哀しみを歌う
喜怒哀楽で喜と楽ばかりを
マスターベーションしてる奴らと
交われないのさ

噂とか陰口をもっともらしく歌い
誰かをバカにすることはできても
誰かのために泣いたことなんてないだろ
汗とか涙の中に俺はいる
探し出せるかい

Kazz Yanagawa

#Ovation  #Elite1868