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詐欺を防いで表彰された話③

こんにちは、模範市民です。

このシリーズを書き続けて
様々な方から連絡を頂き、嬉しいです。

ありがとうございます!

前回はこちらです


【最終章:これぞ神の力!てか、なんで神?】

警察が到着してほどなく、
おばあちゃんと私の事情聴取が進められました。

その中で、おばあちゃんは犯人から
家にいるよう指示を受けていた事が、分かりました。

さらなる現金を受け取りにくる可能性があることから、
警察がおばあちゃんの家に向かうことになりました。

警察の方の話で興味深かったのが
この日の詐欺の電話は、
この一件だけではなかったらしく
県内各所で一斉に通報が入っているとの事でした。

たしか、この日は9月1日でした。

9月1日付で詐欺グループに入った新卒が
一斉にテレアポしてるやん。

そんな事を思いながら、
警察とおばあちゃんに別れを告げ、会社へと戻りました。

その日の夜に、
おばあちゃんから連絡がありました。

結果、50万円は取り返せたとの事でした。

本当に奇跡みたいな話なんですが、

おばあちゃんは同じキャッシュカードを
10年以上使っており、今は全てに入っている
ICチップが入っていないことが要因でした。

ICチップが入ってないため電子取引が出来ず、
一度銀行を経由し、手作業での入金になるらしく
そのラグで、ギリギリ入金を止められたみたいです。

ちゃんと奇跡です。

その電話の時に、
なぜ私のことを神様と呼ぶのかと聞くと、
おばあちゃんはキリシタンとの事でした。

キリスト教のことを色々教えてくれましたが、
よく分からなかったので、ここは割愛します。

ただ、おばあちゃんは私のことを神と呼び、
詐欺犯のことをサタンと呼んでいました。

サタン…?

最後に、何かお礼がしたいから
何でも言って欲しいと言われました。

その時に、私の中のサタンが目を覚まし、

なら、50万円ください

と、言おうとしましたが、やめておきました。

お礼は丁重にお断りしましたが、
恐らく警察から連絡先を聞いたのか

家に大量の肉と鰻と、商品券、
それとキリスト教の冊子が届いていました。

一応、ここまでが事の経緯となります。

そのため、
今回のシリーズはここで完結です。

この後の表彰の時の話や
この体験を通じて学んだ事は、
エピローグも兼ねて次の投稿で書こうと思います。

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