SUP世界選手権 in 中国 海南島 Part1

2018年11月20〜12月3日まで、
スタンダップバドルボードの世界選手権の日本代表トレーナー帯同をしてきました。

そこでトレーナーとしての活動や海外の生活などその辺を面白おかしく書いていこうかと。
多分、トレーナーってどんなことしてるんだろう?どんな風にやっていけばいいんだろう?海外ってどんなところ?って分からない人沢山いると思います。
トレーナーってのを広めていきたいのと、僕もトレーナーをやりたいけど、全然どんな事すればいいか分からない事も多かったので、それを届けないけたらなと思います。

それではいってみましょう。

朝4時に羽田集合。4時なので電車通ってないので、車で向かいました。
駐車場に止めっぱなしでお金かかるけど、タクシーで行くのも12000円くらいかかるらしいので、帰りの事も考えたら車でいいか!と思い、車で行く。

初めまして!と、日本代表ジャージをもらって撮影
初の日本代表ジャージ。実は日本代表として世界と戦うというのが僕の長年の夢だったのでとても嬉しい。
これまでも日本代表選手などに携わった事はあるけど、公式に日本代表のトレーナーとして活動した事はありませんでした。

なので、表面には出さなかったけど、日本代表ジャージをもらってニヤニヤウキウキしてました笑
選手達はジャージダサいって言ってたけど、このダサジャージ感が良い!と思って、僕はずーっと帯同中も着てました笑

しかし、レースのボードが乗せれないという早速のトラブル。

SUPはレースとサーフィンの競技があります。
レースチームの方が人数多いのですが、9名分のボードが持っていけないという事態。
サーフィンチームのボードは小さいから?か、無事に乗り、先に中へ。

結局、レースチームのボードは交渉しても乗せてもらえず後日、協会の方が1人で9台分載せてくることに…

飛行機は香港でトランジット。
トランジットでも飛行機1時間半くらい遅れる。
海外遠征は色々なことが起こります。


そして、僕の身にも災難が!!
今回の為に気合い入れて買った一眼レフカメラ。

持ってきたは良いものの、なんと!
バッテリー入っておらず!!
最高のショック!!
災難ではなくただ忘れただけ笑

無事海南島につき、
こっからバスで3時間。

この荷物詰めまくったバスにさらに6人で乗る。自分はひたすらこの後ろ向きのまま…

そして、中国人ドライバー
電話で怒鳴り散らし、ずっと電話やボイスメッセージをしている
車とぶつかりそうになる事、何度か
窓から唾を吐く
タバコを吸い出す
シートベルトをしているようでしていない
前の車をハイビームでめちゃくちゃ煽る、煽って前に出た後は、わざとブレーキ踏む
ワイパーの水出るやつめっちゃやる

そんなドライバーの運転を2〜3時間くらい。
しかも、おれは後ろ向き。

それそれは恐ろしいドライブとなりました…

19時過ぎに着いて、20時からご飯。
ご飯は美味しいご飯屋さんだった。
ホテルは海の目の前で結構環境はいい。

外国人選手も沢山いて世界選手権っぽくなってきた。

さてここからが僕の仕事。
やっぱり海外の試合の移動って大変。
中国で近いと思っていたけど、
結局、13時間くらいかかった。

やっぱり移動は疲れるし、身体は硬くなる。
そんな時にケアはかなり有効だと思われる。
身体のリカバリーと、リカバリーに最も重要な睡眠に関わるから。
睡眠がしっかり取れれば身体は回復する。

選手のケア1時間くらいする。
骨盤周りが歪んだり硬くなっている。
長時間座ってる事で、まっすぐは座らないから?
ボードを運ぶのに身体を傾けながらやるから?

いずれにせよ、いつもとは違う状態。
そんな状態で、練習や試合に望んでいくと考えると、やっぱり海外での試合はケアが必要だと思われる。

同室の選手も30分ほど施術。
初めての施術なので、単純なリラクゼーションケア。
満足してもらえたと思う。

さて、明日の予定は?
適当に起きたら連絡しましょうという感じで終わり!

ひとまず8時に朝食を食べることを決める。

day2

朝7時起きてシャワー入って8時に飯行こうと思ったら、7時半過ぎに選手からメッセージきて

朝食食べます?もうみんな食べてます。
やっぱサーファーの朝は早かった!
時間決めてなかったけど、失敗した。

急いで同室のトレーナーを起こして朝食に行く。
みんなだいたい食べ終わってた。
トレーナーが一番最後なんて最悪や。
ゴルファー、サーファーは朝早いんだな。

ご飯食べ終わって、早速9時過ぎには海へ!

細い一本橋を渡って海へ笑笑

実際始めて生で選手がサーフィンしている所を見ます。
見てるだけで楽しい。
やっぱ自分はビーチや海に関わる競技が良いのかな。
バランスに特化したトレーナーみたいな感じで。

そして、選手には写真や動画を求められる。
これもマイナー競技あるあるで、いつも自分達だけだから誰も撮影する人がいない。
結構写真や動画を撮ってあげると喜ばれるのだ。
そういや自分も撮るの割と好き。

10時過ぎ位に終わり。
今日は軽めに動かす程度。
そして試合会場は少しずれたポイントなので、ここで上手くできても、場所変わるとまた違うというのがサーフィンだ。
自然を相手にしたスポーツは面白い。

そして、ホテルに戻りケア。
まだ昨日の移動の疲れが残っているよう。
そして、このホテルのベッドが鬼のように硬い。朝起きると身体硬くなってしまう。どっかの研究で体格が細い、小さい人は柔らかいベッドを好んで、体格が大きい、でかい選手は硬めのベッドを好むそうな。

そして、お腹が痛くなって起きたらしい。やばい。食あたりか?
海外の帯同のポイントの1つとして、食あたりがある。
飲み水、食事、部屋のシャワーや洗面所の水(歯磨きやうがい)でも、なる事もある。
まぁ今のところ下痢とかまでいってないようなので、大丈夫かな。

なので、トレーナーは安全な食事の場所を進めるのも仕事。屋台で食べたりする子もいるけど、リスクが高い。

プラス、ドーピングに引っかからない薬は持っていくのも大事です。
日体協のホームページに使っていい薬リストがあるので、要チェック。

そして、ケア。
鬼のような硬さのベッドがここでは役に立つ。
めちゃ施術しやすく、骨格調整のアジャストメントもやりやすい。
なかなか良い環境やで。

ケアは緩ませすぎるとダメなので硬いところだけ。

そのあとご飯を食べに行く。
昨日と同じ店の同じメニュー。
安全性重視です。一度、安心と分かったら大体みんなそこに入り浸ります。
でも割と美味しい。

そのあと選手は昼寝して、夕方にまた海に入るという事で一時解散。

お昼休みは同僚トレーナーと話す。
どんなトレーナーになりたいか?
何が必要か?
能力のかけ算
結果を出すとは?
的な話をしたり、自分の今までの話をしたり。

夕方16時前くらいからまた海に。
結構風が強く、波も大きくなったけど、あんまり綺麗な波じゃない。
選手達も苦戦してたよう。

ちょっと動きが悪いかな?と思うので、何が出来るか?を考える。
これはトレーニングをして刺激を入れた方が良さそうだな。

練習終わって部屋に戻る。
基本的にあんまりタイムスケジュールがはっきりしていなく、難しい。

夕食だけど、中国の油が合わないのか、胃もたれしてるとの事。
パフォーマンス、コンディショニングに食事はとても大事で、食事なんでも大丈夫な選手と、日本食じゃないと身体の調子悪くなっちゃうという人によって、海外の向き不向きがあるんじゃないかと思う。だからサッカー選手なんてのは、料理人を海外に連れて行ったりするんだろうね。

なので、選手より先に違うところのご飯を開拓しにいきました。
近くに良さそうな所を発見したので、食べる。
おれはロコモコを頼んだけど、
出てきたのはチャーハンとハンバーグだった。

これがロコモコ???笑笑
どう見てもただのチャーハンとハンバーグ。

しかし、美味しいので良しとしよう。(この先これをかなりの頻度で頼むことになる。笑)

選手にもこのお店をオススメして、
夜のケア。

背中、首は良くなってる。
股関節、腰回りを多めにやる。
あとは、お腹も悪いので、内臓調整。
必要な場合には僕はクリーム使って足つぼもやります。意外と使えるのだ。
今までの経験上だいたい3回の施術で一通り良くなるという感じがする。

もう1人の選手も施術。
大分信頼関係も作れてきたので、アジャストもする。
それも気に入ってくれたようだ。

施術はうまくいき、リラックスして眠りに入れそうだ。

明日は7時には朝食食べに行こう!!

続く。。




























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