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アイドルの希薄化?

昨今、アイドルが
団体芸で勝負するようになり、
メンバーの顔も名前も
いよいよ覚えられくなって
きているのは
年齢のせいばかりじゃないようです。

初期のモーニング娘。の顔なら
ギリギリわかる程度。

フリフリのステージ衣装で
群舞する様は
たしかに、舞台映えがして華やか
です。

しかし
十把一絡げじゃないけれど
ひと山いくらで安売りされているような気がしてなりません。

老婆にとって、アイドルといえば
やはり新御三家。

 郷ひろみ
 野口五郎
 西城秀樹

ひろみ派か五郎派かヒデキ派かで
世間の人気を三分していましたが

妖しい美しさと独特の声の持ち主
ひろみ

抜群の歌唱力とお笑いセンスの五郎

シャウトするような歌い方と
ワイルドなルックスの秀樹

三者三様の
魅力を放っていましたね。

そして、老婆のお気に入りの
女性アイドルは

 天地真理
 浅田美代子
 麻丘めぐみ
の三人。

歌唱力<ルックス 
ですが、
麻丘めぐみの優しげな歌声と上品さ。
少女マンガから抜け出したような
可愛らしさに夢中になりました。

デビュー曲は『芽ばえ』
 (↓動画あり)

そして斬新なタイトル
『わたしの彼は左きき』が大ヒット。

久々に『芽ばえ』
を聴いてみたら
あら!
こちらの歌詞もなかなかに斬新。
一番のみ引用すると

 もしもあの日
 あなたに逢わなければ
 この私はどんな
 女の子になっていたでしょう
 足に豆をこさえて
 街から街
 行くあてもないのに
 涙で歩いていたでしょう

 悪い遊び憶えて
 いけない子と
 人に呼ばれて
 泣いたでしょう
 今も思い出すたび
 胸が痛む
 もうあなたのそばを
 離れないわー♪
 (千家和也作詞/筒美京平作曲)

家出娘?と些か心配になりますが。

一世を風靡したのは
聖子ちゃんカットでしたが、
ちょっと前の世代なら
めぐみちゃんのお姫様カットに
憧れたものです。

当時は歌番組全盛で
テレビにかじりつき、
必死で歌詞をメモってました。
ビデオデッキなんて 
ありませんからね。


そして、何より楽しみだったのは
公開オーディション番組

『スター誕生!』


森昌子 桜田淳子 山口百恵
花の中三トリオ
伊藤咲子 片平なぎさ 石野真子
岩崎宏美 中森明菜 小泉今日子
そしてピンクレディー
(男子は割愛させていただきます)
すごい顔触れです。
まさに芸能界の登竜門。

決戦大会では
たくさんのプロダクション、
芸能事務所の人が
客席に座っている。
入札さながらに
プラカードが一斉に上がると
それがなんとも壮観で。

審査員は
阿久悠 都倉俊一、森田光一、
中村泰士、三木たかし
紅一点 松田トシ先生
そして司会の欽ちゃん。

日曜日の朝の最大のお楽しみ。
懐かしいーーー
 少々アツくなりすぎました

というわけで

昭和のアイドルは
間違いなく濃厚でした。

そして
あの頃芽ばえたミーハー精神は
今も健在です。