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にんじん

わたしが子どもだった頃、児童文学全集には大抵、ルナールの『にんじん』が入っていました。

赤毛でそばかす、にんじんとあだ名された可哀想な男の子の話として印象に残っています。
大人になって岩波文庫で読み返してみたら、我が子を虐待する非道い親の話でした。

なるべくなら子どもに読ませたくない話です。

ルナールに関しては以前、『博物誌』について書いたことがあります。

※ルナールの作品は青空文庫
  でも読めます。


さて、今日ご紹介するのは、
春ニンジンのチーズ焼き。
例によって新聞のレシピを参考にしました。

材料(2人分)
春ニンジン 1/2本(100g)
ピザ用チーズ 50g  

人参は皮を剥き、長さ4cmの細切りにし、
フライパンに油をひかずに弱めの中火で2分炒め、
しんなりしたら、2等分してまとめ、チーズを半量ずつ散らしフタをして弱火で2分蒸し焼きにする。

ガレット風
一人分を半量で作りました。


シンプルながら、人参の甘みとチーズの塩気がいいバランス。
思った通りの味です。

料理ともいえないほどの料理ですが、新玉ねぎ、新キャベツ、新じゃがいも、新人参、春は素材そのものがご馳走です。