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老人ホームの保護者会

母が老人ホームに入居してもうすぐ2年半になります。

この間、コロナ対策のため、身元引き受け人が参加する「運営懇談会」は行われておらず、久々に開催されるということで昨日参加しました。

「2023年 春季運営状況報告」という資料とスクリーンを見ながら、会社の説明や収支報告、フードサービスの担当者の説明などが行われ、
最後は質疑応答で1時間ちょっとでした。

昨今の物価高騰で、電気代と食材費が大幅に上がっているので、なかなか厳しいということでしたが、値上げという話にまでは至りませんでした。

感染症の心配も薄らいできたので、レクリエーション的なものを増やしていくという話もありました。

実は今回の最も重要な議題は、「見守りシステムの導入について」でした。

まずは「高齢者人口の将来予想」「要介護認定者数の将来予測」「介護業界における人材不足」などの資料を見ながら、2025年には3人に1人が高齢者になり、介護認定者が増加し、社会保障費が増大し、介護業界の労働力不足で、人材は奪い合いなるという厳しい現実を突きつけられました。
これはまさに自分の問題です。

どこの施設でも、そんなに人件費もかけられないので、とくに夜間は少ない人数で見回りをしなければなりません。

そこでこの度、ベッドセンサー、トイレ在検知、映像センサーという3つの装置を各部屋に取り付けるということでした。

ベッドセンサーは心拍数、呼吸レベルでバイタルチェックし、起き上がりや睡眠深度などが確認できるというのですが、病院などでは既に導入されているのでしょうか。
トイレは赤外線センサーで出入りが確認できるとのこと。
映像はプライバシーが気になりましたが、ベッドやトイレでの異変が感じられたときのみ、確認するそうです。

こんな大掛かりなことをして……?と思いましたが、夜間の2時間に1回の見回りも問題がなければ減らすことができるのだそうです。

国は介護ロボットの導入も推奨しているといいます。

母の施設には、インド人の男性も働いています。
とても朗らかに声をかけてくださいます。

外国人労働者やロボット、いろいろな見守りシステムも導入しながら問題解決し、介護業界も進化していくのでしょう。

いろいろ学ばせてもらった老人ホームの保護者会でした。