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rakugo1000 (136) : 春風亭一之輔「らくだの発端」

概要
古典落語「らくだ」は、長屋の嫌われ者であり乱暴ものの通称「らくだ」が河豚にあたって死んでしまったのを、らくだの兄貴分がみつけ、せめてもの弔いをしようとお金がないなか、屑屋にほうぼう周らせて無理やり弔いをする、という噺。これはその前、らくだがどれだけ乱暴者で、長屋で皆をひどい目にあわせていたかを描いた噺。サゲでは、何故河豚にあたったのかが解明される。

今日聴いた噺
19/11/25 新作改作しばりの会
昔昔亭全太郎 子ほめ
柳家三三 掛け声指南
春風亭一之輔 団子屋政談
松元ヒロ
春風亭一之輔 らくだの発端
柳家三三 芝のたらい(仮)

プチメモ
この会は正直素晴らしすぎる会でした。演芸写真家橘蓮二さんが企画した会で、普段基本的に古典を主にやる人気若手の三三さん、一之輔さんが、新作改作のみをやるというw
三三さんがあたまっから彦いちさんのムアンチャイをかけてくれただけで超満足🥰と思えたのに、後もう怒涛の如くな両師😭
三三さんの「掛け声指南」は以前彦いちさんが演ってたように伊勢丹前の占い師と末広亭のくだりがあるのです。最近彦いちさんは寄席サイズで「掛け声指南」やるからそこまではやらないのよね。でも、客席が5人くらいしかいなかったり、プログラムに○×つけたり、っていうのも、アサダ先生いじってるのも彦いちさんが発端。とはいえ、国宝をいじれるのはお弟子さんゆえ、かなw
「団子屋政談」も、最初は「初天神」のちょっとした改作かな、と思わせといての展開だけに、すごいあっけにとられたというかw
そして「らくだの発端」。もともと「らくだ」って噺が好きなだけに、ぐいぐい引き込まれちゃった。
そしてトリネタ、三三さんの「芝のたらい(仮)」は、今年の「両極端の会」でかけた噺だそうで、ほんとねー、よくできてる。ミミちゃんの可愛さも全開だった。

あぁ、もう三三さんも一之輔さんももっと新作、改作やったらいいのに!プークとか、しゃべっちゃいなよとかに出てほしい!

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