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rakugo1000 (30):橘家圓太郎「短命」

概要
「伊勢屋さんの若旦那がまた死んで、弔いの手伝いにいく」と八五郎が話にきて、「また死んだ」っていうところの奇妙さに話を聴くご隠居。来る婿さん来る婿さん、結婚して早々に死んでしまい、今回なんと三度目だということで…。伊勢屋のお嬢さんがとびっきりの器量よしで、しかも、若旦那は特に仕事もせずいられ、2人は始終一緒にいられた…、という様子を聴きご隠居が、婿さんの「短命」の理由を推理するのだが…。
古典落語のなかでも、個人的に特に好きなこの噺を、圓太郎さんで聴けたのはすごく嬉しかった〜。帰宅した八五郎にご飯をよそうところの嫁の表現とか、大好きすぎました。

今日聴いた噺
19/08/11 渋谷らくご
古今亭志ん五 粗忽の釘
橘家圓太郎 短命
柳亭小痴楽 花色木綿
玉川太福 祐子のスマホ

プチメモ
今回のしぶらくランナップの中でもかなり気になっていた会で、思いがけずいけて嬉しかった。それぞれ好きな演者さんばかりで、しかもそれぞれ初めて聴く噺で。
志ん五さんの「粗忽の釘」は、隣家でのノロケっぷり(特にシャボンのところねw)に抱腹絶倒だったし、圓太郎さんは隠居のたとえ話の連続がいい感じで。
真打間際の小痴楽さん。志ん五さんと仲良しなのね。そうか、意外と同じくらいの時期に前座したりしてたんだ。協会が違うからなんかあんまりピンときてなかったけど。「花色木綿」あんなに長い噺だったのも初めて知ったり。
そして、トリは太福さん。ここのところ懸案事項だった祐子師匠のスマホを買いにいくドキュメンタリー。このひと、ほんと、なんでこんなに面白いんだろう。。。

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