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失敗例から学ぶ、大学受験の記憶

ふとnoteを開いたらピックアップにこんな記事。

読んでいくうちに、自分の受験生時代の記憶が事細かに蘇ってきました。10年以上も前だし、最近は昨日食べたものすら思い出せないくらい脳も衰えてるはずなのに。きっかけがあればちゃんと思い出せるものなんだと実感しました。

ただし、もうひとつ思い出せた理由があります。

それは大学受験を失敗したからです。

さらに現役と浪人受験の計2回、失敗しました。

今までの人生の中で一番の失敗で、一番の挫折感を味わいました。

自分の過去を思い出しながら、記事を読んでいって「自分はここがダメだったな」と気づいたことがありました。とくに現役受験における自分で気づいていなかった失敗点があったのでそれを共有したいとおもいます。


自分の失敗例1「目標がない、目標の押し付け」

自分はもともと入りたい大学も学部もありませんでした。強いて言えば普通の4年制大学よりも芸術系の大学に少し興味があったくらいでした。

そんな中、両親と受験の話をしていて志望校を決めてないことを言ったら、「じゃあ、ここに行け」と、ある大学のパンフレットを渡されました。ここまではよくある流れだと思うのですが、さらに「学部は絶対、法学部に行け」という注文をつけられたのです。

いろいろな学部があるのになぜ法学部しかダメなのか、自分にはよくわかりませんでした。「なんで法学部?」と聞いたところ「潰しが効くから」と返ってきました。ますますよくわからなくなりました。

この「潰しが効く」という考え方。今だったらまだ理解できますが、当時の自分には全然理解できず、

「大学に入ることって本当に意味あるのか・・・?」と疑念が拭えないままでした。

自分でもっと調べていけば、興味が出て「ここに入ろう!」と決めて目標をちゃんと立てられたかもしれません。

自発的になる前に「ここに行け」と、意味も理解できずに無理やり押し付けられてしまったせいで、自分で目標を立てることができませんでした。さらに「やらされている」という感覚のままでしたので、勉強もいま一つ集中できなかったのです。

明確な目標がない」「納得できない押し付けられた目標」では勉強に対するモチベーションが上がりません。


自分の失敗例2「だれにも相談しない、頼らない」

必ずしも自分ひとりで答えをださなければいけないというわけでなく、だれかに相談したり、周りの意見を聞いて答えを出す方法もあります。

大学受験だってそうです。わからないこと、知らないことだらけなのは当たり前なんです。自分一人でだけで解決できないことがあれば、誰かの力を借りたっていい。

ですが自分はそうしませんでした。細かく言うと「しなかった」と「できなかった」の半々です。

両親

まず両親については前述したとおり、「理解できない理由で目標を押し付けられた」こともあるのですが、両親との仲があまり良くなかったのです。自分が遅めの反抗期を迎えていたこともあったのですが、受験シーズン中の両親の監視の目があまりにきつかった。学校よりもむしろ、家にいるときのほうがストレスを感じていました。

それ故、「両親に何かを相談する」という発想自体できなかったです。「話をしたところでまた何かを押し付けられる」と思っていました。

【学校の先生】

それならば、学校の先生に相談してみればよかったのですが、先生にも相談しようとはしませんでした。そもそも、学校の先生を信用していなかったのです。信用しなかった理由は小学校のころにまで話を遡らないとならないので今回は省略しますが、かなり前から学校の先生は当てにならないという考えが自分の中にありました。

【友人】

向こうも手探りで悩みながら受験勉強を頑張っているので「どこの大学に行けば良いのかわからない」「親にこんなことを言われてどうしたらいいかわからない」なんていうのを打ち明けるのは気恥ずかしくてできませんでした。

相談はしなかったのですが、ともに受験勉強をする友人がいたことは唯一の救いでした。閉校時間ギリギリまで自習室に籠もって帰りにコンビニに寄っていくのが平日の日課でした。もし、一緒に勉強する相手がいなかったら、間違いなく途中でくじけていました。


なので自分の受験勉強は、親にも先生にも友人にも、何か相談をしたことは一度もありません。相談せずに自分一人でなんとかしようとして、それが当たり前だと思っていたのです。

両親については難しいかもしれませんが、せめて先生や友人に「ダメもとでいいから相談してみよう」と試すつもりで悩みを打ち明けていたら、少しはいい方向に進んでいたかもしれません。


本当に自分に足りなかったもの

「時間の使い方が悪かった」「勉強の仕方が悪かった」と現役、浪人受験の直後は思っていました。ですが、もっと根本的な問題がありました。

「納得のいく目標を決めること」「誰かを頼って相談すること」。この2つが当時の自分に決定的に足りないものでした。

記事を書いた人は、自分と全くの逆のことをしています。

それだけでなく、勉強の仕方や時間使い方、単純な勉強量も全部負けています。(笑)

その中でも、ハッと気付かされたのがそれでした。

「目標を立てる」ことは受験勉強のスタート地点であり、受験シーズンを乗り切るための土台です。納得のいく目標を立てましょう。

そして、悩んだら「誰かを頼って相談する」ことが一番効率の良い勉強法です。一人でモヤモヤしていても時間の無駄だし、精神的に良くない。

この記事をたまたま見つけて、たまたま読んでいるのが受験生だったら、ぜひ参考にしてください。

受験勉強はしんどい。ならばせめて、スッキリ、後悔なくやりきりましょう。

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