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スパイスカレーをせこせこと作るのが趣味。普段は全くこういった文化的な理解がない営業職を…

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スパイスカレーをせこせこと作るのが趣味。普段は全くこういった文化的な理解がない営業職をしているので、こういう場で吐き出しています。

最近の記事

ZOOM 一対一の利用でも40分制限が開始(2022/05/02~)

 ついに集金に来たか、というのが初報からの印象だがSNSをぐるり見渡しても結構影響の出る範囲は大きいように感じる。代替手段(GoogleMeetやTeam)に逃げるのか、ZOOMの有料プランへのアップグレードを計画するのか。どちらにしてもこのGW直前、あるいは既に10連休に入っている人々にとっては、なんとも頭の痛いタイミングではないか。 一応、公式から報じられている。 https://support.zoom.us/hc/en-us/articles/58090975081

    • 〜キアヌはさっさとサングラスをかけるべきだった〜 マトリックスレザレクションズ観てきた ネタバレ極力なし

      ※ひたすらけなしてるだけの感想なのでそういうの好きじゃない人は読まないでね マトリックスレザレクションズ観てきました。 もうタイトルまんまだね。まんまの感想。 ラナがやりたかったことはなんとなくわかるし、映像からそれも感じた。あの『マトリックス』がかつて生み出した驚異的な映像表現を越えようという苦悩も滲み出てた。でもそれだけ。 何かをしようとしてもがくジレンマが、ここまで悪い方向に出てるのも珍しいなというのが感想。 話の着想は、なるほど前作の終わりから綺麗に始めようと

      • Air spice「スパイスカレー」という趣味

        最近月に一回、スパイスカレーを作ることにしている。 こう言うと、なんだか大層な事をしているような雰囲気だが、なんのことはない、月1でスパイスとスパイスカレーのレシピが届くAir spiceというサービスに登録しているだけだ。 元々辛いものが好きではあったが、日本式のカレーではなくインド風のカレーを好きになるに至ったのはなぜだったか。欧風のカレーから始まる日本式の小麦粉を使ったいわゆるカレーももちろん嫌いではない。ただ、小学生の頃にコーヒーをブラックで飲み干したあの好奇心、

        • 月の光

          携帯電話が静かに震え、浅瀬に漂う徹の意識をこちら側へ手繰り寄せる。風呂に入らず、歯も磨かず、スーツにくっきりと刻まれた皺を見て徹は溜息をつく。へばりついた身体を強引に引き剥がし、除菌スプレーをソファの窪んだところに吹きかける。早耶がこの光景を見たならきっと静かに怒り出すに違いない。顔色は変えずとも、気配に感情を潜ませるのが彼女の得意技だ。  幸い彼女は実家に帰っていて、今ここにはいない。いつここに戻って来るのだったか思い出そうとして思考が途切れる。明滅する明かりが

        ZOOM 一対一の利用でも40分制限が開始(2022/05/02~)

        • 〜キアヌはさっさとサングラスをかけるべきだった〜 マトリックスレザレクションズ観てきた ネタバレ極力なし

        • Air spice「スパイスカレー」という趣味

        • 月の光

          廃墟の中で

             砂埃が舞う遺跡に銃声が響き、「僕」は音のした方向に意識を向けた。意識を向けながら、「僕」を身体へと馴染ませる過程で幾つかの違和感に気が付く。突然、身体から異物が抜け落ちていくような感覚が頭から足先までを伝う。全身を包む喪失感と、僅かながらの憐憫。誰かの思考が私の中でこだましている。耳を澄ますとその残滓が気味くカラカラと不規則な音を立てて、粘着質な液体をあたりかまわず振り撒いているのがわかる。私の目をがらんどうとなった双眸で見つめ、嘲り笑っている。  そんないつもの

          廃墟の中で

          回廊

           窓から入り込んだ一束の風が色付いた髪を遠慮がちに撫で終わると、少女はゆっくりと瞼を開いた。 少女は横たわったまま天井を眺めた。灰色の剥き出しのコンクリート、白いカーテン、鈍く銀色の光を反射するレール。少女の目に写る景色は、少女の記憶にないものだった。馴染みのない景色は彼女に居心地の悪い思いをさせたが、前後に繋がるものが無い中で、少女は不思議と落ち着いていた。与えられた役割は、既に果たしているような気がしていた。与えられた役割?と少女は頭に浮かんだ言葉を反芻した。  ベ