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出来ることから地域創生②

毎月5000円から10000円ぐらい
払って家の近所の貸し農園で
野菜づくりを楽しんでいる方に質問です。
例えばなんですが、

年間3万円の利用料金で100平方メートルの
広い畑で野菜づくりが出来る!!
なんて農園があったら、利用したくなりますか?
まだときめかない?

わかりました。

農場の近くには
フラガールで有名なハワイアンズがあって
夕方まで畑の仕事をして
ハワイアンズのお風呂はいって
ショーを見てハワイアンズのホテルに泊まるなんて計画も立てることができる!
ちょっといいかも〜なんて思ってきまたか?

しかもその農場はコスプレの写真会も
することができる場所で、
畑の写真館ということで半日レンタルができ
Instagramで載せたくなる風景のなかに
フォトスポットがあって

夏にはとうもろこしの大迷路大会が開催されて
地元の子供達と都会の子供達の交流が生まれて
優勝者にはコシヒカリ20kgなんてちゃっかり商品まで
もらえる。

区画を整備して、ドローンの練習場や
ラジコンカーを思いっきり走らすことができる
プライベートオフロードコースがあって
ラジコンがまだ扱えない子には
ミニ四駆のコースも用意してあげて
息子は帰りたくないなんて言い出して

年一回は収穫した田んぼの上に
水上舞台を作って
ファイヤーナイフダンスとフラダンス
地元に住む方の得意芸を披露する機会を設けて
なぜだかそれを生きがいにする
おばあちゃんがいてくれて

<震災から10年、災害時に備えて>
なんてイベントで
テント泊を体験するイベントをすることができたり

貸し出しハンモックを用意して
のんびりできる場所になったり
そんな事ができる場所を作りたいんですよね。

活用案はできた!その後はどうする?

耕作放棄地を活用するため
活用の案が浮かんだとしても
それが実現可能なのかが
判断できなくて
計画頓挫なんてのも多いのではないでしょうか?

耕作放棄地といえども農地なので
農地を作付け以外の用途で使用する場合は
農地転用の届け出を出さなければならない。
なんてネットで調べれば
あらかたのことは
わかるんですけど

届出を出すのは大変なのかとか
ややこしいお金かかるのかとか
わからない事が足かせになるんですよ。

ケアヒタカギはそんな時どうするかって?

決まってるじゃないですか!
猪突猛進ですよ。
とりあえずやってみる、
やってみてから考える
ハンターS トンプソンも天国でさぞ微笑んでいる事でしょう

幸いにも私、農家の息子です。


来年の研修は参加しなくても良いかなと
考えた理由なんですよ。
実家に行けば耕作放棄地だらけ、
お金を出して畑を借りる人なんていないんです。
まして放棄されている畑を活用できるんなら
感謝されますよ。

農地を獲得するために研修を受ける
必要はないですよね
人との繋がりや栽培方法を学ぶんであれば
有効的ですけど。

まして、親はコメ農家だし
トラクターや草刈り機、資材置き場
軽トラも揃っているし
逆に
だったらもっと早く始めればいいのに
と思った次第であります。

月一回の実家に帰って耕作放棄地を整備する

年間12回は畑に出れるわけで
その回数で栽培できる作物は限定されます。
でも出来なくはないですよね。
ある程度の収穫が見込めれば
都心部で生活をしながら
地方で自分の畑を耕すという
<二拠点生活>の
一つのパターンとしては大いにありですよね。
もうすでに実践されている方もいると思います。

二拠点生活に
<耕作放棄地の再生>というミッションを
加えた事がケアヒタカギのこれから
行う地域創生なんですけど、
今、
やりたいなというより、やらなければなと
強く思っているのには訳があります。

震災後10年経過し
もちろん街は復興して
人もいわきにたくさん戻ってきました。
けれど以前と同じとは思えないです。
これからの人のために
今できることをする
というのがシンプルですが
私の復興の第一歩だと思うんです。
10年越しの第一歩です。
当時
ふるさとを離れざるをえなかった私や
原発の影響を考慮して他県へ引っ越した
子供づれの家族など
その時感じたこと、見た風景
原子炉の建家が吹っ飛び
ヨウ素剤を自治体から配られた日
避難所で市長が
「安心してください。三日間私は野外で仕事を
していましたが被曝していません。
みなさん大丈夫です」と言ったこと。
将来どうなりたいかというよりも
普通の生活を送りたいと心から願ったこと。

被災した経験。
人生の中でもかなり大きな出来事ですよね
地域創生の背景にはこれが一番大きかな
これからの人につなげられるものを作る
大それたものじゃなくて
人としてできることをする
それだけでいいんじゃないかな。

まずは放棄地の草刈ます。







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