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Mad Pit Fes at 新宿BLAZE レポ

Mad Pit Fesに行ってきました〜!

会場は新宿BLAZE。13時ごろにヌルッと入場しました。
さて、ここは初めてのハコだったのですが、フロアがかなり広い。そして段々状になっているので後ろ側でもかなりステージが見やすい設計。客入りとの関係もあるとは思いますが、人口密度もそこまで高くなく、この前の赤羽よりはるかに優しい環境で開演を待ちました。

DAMNED

一番手はDAMNED!!!
なんでも去年結成したばかりのバンドだとか。
コッテコテのいでたちがなんとも良かったですね。
立ててパリパリの髪とかベーシストの頭から垂れ下がる謎の紙とか。
サウンドは悪くはなかったです。もちろんぎこちなさはあったのですが、後に続くバンドと比べても劣る出来ではなかったです。特に、上手ギターが上手くて驚きました。テクニカルなフレーズを精巧に弾き切る力は先輩ギタリストと比べても遜色ないのではないでしょうか。
曲はまだ無難なところに落ち着いているので、それがこれからどう化けるか。楽しみです。

NAZARE

2番手はNAZARE!!!
結成時から一応ちょこちょこ聴いてはいましたが、まさかここで見ることになるとは。
ライブは「幸福論」からスタート。大昔にこの曲を聴いて衝撃を受けた思い出があるので嬉しかったです。
Djentやテクデスを織り込んだような重厚かつ複雑なサウンドがベースのこのバンド、全アクト見た後でも独特の存在だったなあと思います。やりようによってはDDJ(Deviloof, Dexcore, JILUKA)に食い込んでくる存在になるのでは。
ボーカルは、音源では細さが気になったハイトーンが思ったより響いていました。まあまだ細い気がしますが…。スクリームは言うことないですね。DDJやこの辺のスクリーマー、なんでこんなに上手いのか。あと所作に京へのリスペクトが溢れていたのも良かったですね。雰囲気だけじゃなくて堂々と「男~!!!女~!!!!」って言ってて潔かったです。

Prompts

3番手はPrompts!!!
日韓混合メタルコアバンドです。名前は知っていたのですが見るのは初めて。
フロア前方のむさ苦しさが増してきたな〜と思っていたらスタート。
幕が開けるとそこにはシンプルなスタイルの5人組が。PK(vo)も「化粧もしてない俺たちが〜」とMCでその違いについて触れていました。
サウンドは前のアクトや後のアクトと同じくメタルコア/デスコア系。しかし、ダウンテンポ気味なのがこのバンドの特徴だろうか。とにかく疾走パートがなかった。
フロアで起こっていたのもウォールオブデスではなくハーコーだったので、戸惑っているオーディエンスもちらほら。でもそのパワーは本物でした。
あとはヒップホップの影響も強く感じました。そもそもあのテンポもビート感あったし、クリーンボーカルのフレーズのメロディーや、曲中に度々登場するラップなども、さりげなくヒップホップを感じさせて面白かったです。
ともあれ、ベースの弦が途中で切れたりする中なんとかやりきってました。
あと、MCで聞いて初めて知ったのですが、PKは来日4年目らしいですね。日本語うますぎでは。

Deviloof

4番手はDeviloof!!!!
このバンドを見るのは2回目。2018年か19年にclub asiaで見て以来です。
その時から上手いバンドだなあと思っていましたが、今回も一つ上のレベルのパフォーマンスを見せてくれました。
まず桂佑(vo)の異次元のスクリーム。
ホイッスルからガテラルに至るまで幅広い音域のスクリームをスムーズに切り替えながら出していました。そして、彼はどの種類のスクリームでも迫力が変わらないのが強みなんですよね。だからこそ曲中でもコロコロ声の種類を変えられるし、それがフックにもなっているんだと思います。
もちろん楽器隊の安定感も盤石でした。特に幹太(dr)のリズム感と強弱の付け方は飛び抜けているものがあるのかなあと。
また、この日後に続いたバンドももちろん同じくらいのクオリティで演奏していましたが、Deviloofはなんというか、違いがありました。個人的にはよりメタルアクトとしてのしなやかさがあったのがこのバンドなのかなと思います。似たようなサウンドのバンドでも、他のバンドはデスコア的なダイナミズムがあるのに対して、Deviloofはもっとエクストリームメタル寄りのスピード感があるように感じました。
「拷訊惨獄」から「Newspeak」の流れ、完璧でした。1月の主催フェス、行こうかな。

アイリフドーパ

5番手はアイリフドーパ!!!
自分としてはノットフェス以来のラウドロックバンド。
今回もコロコロ変わる曲調にフロアは大忙し。モッシュしたと思ったらヘドバン、手を叩いたと思ったらウェーブさせたりとついていくのも大変。
「Machu Picchu」 や「My right hand thumb is a Kraken」などはフロアから大歓声が上がるほどの盛り上がりでした。
ノットフェスで見た時より格段に音がクリアだったのは良かったです。同期音源を筆頭に、ノットフェスではごちゃっとしていた部分が分離することで、より曲展開の異様さが際立っていたのではないかと。正直、聴きながらどこまでがどの曲なのかよく分からない曲がちらほらありました。Eyegargoyle(vo)もそんな変態性をネタにMCしてました。

DEXCORE

6番手はDEXCORE!!!
DDJの一角であるこのバンド、やはりこのイベントでの注目度も高いらしく、ここにきてフロアの熱気と混雑度も高まってきていました。
個人的には見るのは初めて。昔少しチェックしたのですがその時はあまりピンと来なかった思い出があります。
そんな彼らでしたが、やはりライブのクオリティは段違い。Deviloofがデスメタル的なしなやかさを持っているとすると、こちらはデスコアのメリハリとでも言えるでしょうか。
コア系のリズム感がバッチリ決まる質の高いパフォーマンスでした。MAKI(dr)のドラミングがその質を支えていたかと思います。
この時間はイベント自体の長さに疲れを感じていたので、あまり気合を入れて見れなかったのが残念です。まあそのうちどこかのメタルコア系のイベントなどで見れることを願って…。

Unlucky Morpheus

7番手はUnlucky Morpheus!!!!!!
今日唯一のパワーメタル系バンドであり、今日のゲストアクトでした。自分のお目当てはこのバンド。「Knight of Sword」聴きたさにやってきました。
初めて見たのですが、予想通りギターとバイオリンのアンサンブルが素晴らしい。Jill(violin)の音色と紫煉(gt)の煌めくようなサウンドが絡み合う美しいメロディーを纏うステージは本日随一。
全編通してそのメロディーが全面に出ているのが素晴らしかったですね。特にギターソロ。メロスピならではの構成を遵守したフレーズは絵画でいう黄金比のような完全さを感じました。やはりメロスピは至高。
Fuki(vo)の声もよく響いていました。クリーンボーカルとしては今日一のクオリティーでしたね。序盤は声が出しづらそうにも見えましたが、徐々に彼女の持ち味である力強いハイトーンとビブラートがよく聞こえるようになりました。これを聴きに行ったと言っても過言ではないので、無事堪能できて満足。
セトリは新譜および1枚前からの曲が中心。それでも「アマリリス」をやらなかったのは何故だろう。「Knight of Sword」を始め、聴きたかった曲がまだまだあるので、近いうちにまた見たいです。

Cazqui's Brutal Orchestra

8番手はCazqui's Brutal Orchestra!!!
元ノクブラで有名なCazquiのソロプロジェクトですね。自分は、高校生の頃彼が在籍していた頃のノクブラに衝撃を受けたのですが、まさかここで見ることになるとは…。
そもそもサポートメンバーは誰なんだろうなどとと思っていたらスタート。
DEXCOREの架神(vo)などのメンバーを率いて現れたCazqui。昔MVで見たまんまのビジュアルで感動しました。銀髪に細身の体でフライングVを弾きこなすあの姿は、あの狭い自分の部屋で、布団を被りながら見つめるスクリーンの中にいたギタリストの姿そのままで。今の彼の活動をほぼ追っていなかったにもかかわらず、なんだか感傷的になってしまいました。
そして、そのCazquiがまためちゃくちゃ動きが多い。SUGIZOかのように動きながらギターを弾く。もちろんソロの時にはちゃんとお立ち台に立ったりもして、器用な人だなあと思いました。
彼の独特なサウンドももちろん堪能。彼のソロ、シュレッドしているのは分かるんですけど、いまいちどの音をどう弾いているのかよく分からなくないですか。あれ、フレーズより絶対サウンド自体がキーになってると思うんですよね。トーン自体は強いはずなのに、何故か音の輪郭が霞がかっているようなあのサウンド。ギターソロでそんなフレーズが聞こえた瞬間、思わず声出ました。
また、彼のダンスのような所作もそうですが、途中でメンバー紹介のアナウンスのようなものが挟まれたりと、どこか演劇的な要素が多分に含まれているのも気になりました。そういった世界観があるのでしょうか。公式サイトにもあまり情報ないですし。
セトリは、おそらく全てオリジナル曲。しっかりと音源化されているのが一曲のみだったので、どうなるかと思っていたのですが、バッチリ彼らの世界観でキメにきていました。会場限定とかでリリースはしているのだろうか。
本格始動したのは最近なんですかね、まだよく分からない点も多いのですが、これからもチェックしていきたいです。
余談ですが、CazquiのギターアンプにちょこんとMacbookが載せられていたのはシュールでした。サウンドは全てあれで管理しているんでしょうか。Cazquiが結構動くので、ぶつかって落ちやしないか心配になったりもしました。

JILUKA

この日ラストはJILUKA!!!
このフェスの主催者ですね。自分としてはOAを除いて唯一完全に未履修のアクトでした。
DDJの中でも1番影が薄い印象があったのですが、この日は朝からJILUKAのマーチを持ったファンだらけで、人気の根強さに驚きました。
そして、その人気の秘密も彼らのライブを見たらよくわかりました。
まず、とにかくヘヴィ。音源ではクリーンのメロディーや同期音源のシンセの存在感が強いのですが、ライブではドラムと弦楽器隊のパワーで圧倒してきました。そうすると、元々曲としてはデスコア調なので、必然的にそのノリのフロアになるんですよね。そのため、サウンド的にはDEXCOREに近いものまで感じました。
そして、これはDDJの残りのバンドにも言えることですが、煽りが上手い。MCにもぎこちなさがなく、器用にオーディエンスのテンションを上げていきます。その上で分かりやすいノリのデスコアが始まるので、そりゃノリやすいですよね。思わず手も上げるし飛びたくもなります。
あと、Sena(gt)とBoogie(ba)、むちゃくちゃ映えてる。Senaはピンクのロングヘアーにあのフェミニンな容姿がなんとも美しい。ドレスじゃないのに一瞬で女形だと分かる線の細さがいいですね。あのスリットが入ったパンツは彼でなければ着こなせないでしょう。一方、Boogieの存在感もかなりのもの。SU-METALかのような黒髪ポニーテールかつ甘めのビジュアルが光っていました。2人ともレザー調のイカつめの衣装なのに変なマッチョ感が全くなかったのが印象的でした。

以上、Mad Pit Fesの感想でした〜
新宿BLAZE、いいライブハウスでした。動線も音も理想的なクオリティーで…。
次のライブはそのBLAZEで摩天楼オペラとキズのツーマン…の予定。
楽しみ!!!!!

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