緑色の瞳が
寂しそうに
求めていた

すれ違い　行き違う　言葉

今は
都会に眠り
都会に目覚める私

今は
海辺に
眠り　目覚める
緑色の瞳

言葉を交わせば　交わすほど
隔たりが際立ってしまったとき

あなたが
もし、良かったら
心で愛して　Эри
言葉はただ残ってしまう

そうつぶやいた　緑色の瞳の人は
美しい　と言う
私のことを美しいと言ったことはないけれど
交わす言葉の海から
美をすくいとり
伝える

確かに
私たちは
心と言葉で
その関係性を紡いでいる
出逢った　その瞬間から


信頼を拠り所として
愛を羅針盤に
美を求めて


緑色の瞳が

それらを映し出して
切ない響きを奏でていた