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子どもたちのおかげで頑張れた8月の振り返り

8月初め、学習支援をしている教室で、小学生たちがそれぞれ「夏休み中にがんばること」を発表しました。「苦手な理科の復習をする」「友達との絆を深める」「早寝早起き」「毎日運動する」「たくさん泳ぐ」「リサイクルをがんばる」など、いろんな目標が並びました。

その際、「先生たちも目標を決めましょう」となりました。苦手にあえて取り組もうとする子どもたちに感銘を受けたのと、考える間もなく順番が回ってきてしまったのと、なんとなくのその場のノリとで、つい「本を5冊読む」と言ってしまいました。言ってしまって、すぐ撤回したくなりました。普通の1ヶ月に私が読む本はせいぜい1冊。8月といっても、私にとっては別に休みではないし、普段の5倍以上なんてとても無理です。

が、子どもたちと約束してしまったのですから仕方ありません。ポッドキャストの『先延ばしにする』回で話したとおり、これを ”外圧” として利用し、延ばしに延ばしてきた積ん読の山を少しでも減らすべく、がんばることにしました。

で、本日8/31、目標の達成度を報告しあいました。子どもたちは、一部修正しつつも、みんなしっかり達成できていました。一方、大人/先生たちの達成度は、全体として7~8割ぐらいでしょうか。事情はそれぞれ、大人同士、理解できるものではありますが、「自分で立てた目標の達成」という観点でいうと、子どもたちの圧勝でした。子どもたち、偉い!

私はというと、4冊を読み終え、5冊目に入ったところで今日を迎えました。目標には一歩及ばなかったものの、個人的には快挙です。ここまで頑張れたのは、子どもたちのおかげだと心から思います。猛暑に負けず、元気いっぱいな子どもたち。彼らがドリルや絵、習字、日記、自由研究など多岐にわたる大量の宿題をすべてやり遂げ、家族や友達との時間をいきいきと楽しむ姿に、大いに刺激を受けました。正直、業務や家事に追われて「うー、今日はもう休んじゃおう」と思うことが何度もありましたが、そのたびに子どもたちの顔を思い浮かべ、なんとか本に手を伸ばす力を絞り出すことができました。今日の報告会では、「みんなが頑張っていたので、私も頑張れました。ありがとう」と伝えました。

ちなみに私が読んだ4冊は以下のとおり。読んだ順です。

今回は冊数を稼ぐ必要があったので、積ん読の中から読みやすいものを選ぶというズルをしました。さらに効率化を図って関連する内容で2ペアをつくったつもりだったのですが、なんとこれが読み終わってみると4カード (quads) になっていました。ただの偶然ですが、我ながら見事なキュレーション。こうして自在に選んだり組み合わせたりできるのは、たっぷり積んであるからこその効用でしょうか。よいこは真似しないでね。笑

せっかく芽生えた読書の習慣を、このままもう少し育ててみようと思います。次回、秋の終わりにまた報告できることを願って。


Photo by Dan Dumitriu on Unsplash

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