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新サイトを公開しました

長い長い道のりを経て、ようやくKECの新しいサイトを公開することができました。ただでさえややこしい案件の上に、私からの面倒くさいリクエストがエンドレスに載っかるという悪条件。にもかかわらず、最後まで我慢強くお付き合いくださったウェブデザイナー「誰かのためのホームページ制作」の杉直樹さんに心から感謝しています。

デザイナーを探しはじめてから半年あまり。実際の制作期間だけでも2ヶ月半。なんだか壮大なプロジェクトになってしまいました。もちろんその間には日々の業務のほか、論文執筆や家族のケアなどのために優先順位がまわらなかった時期もあります。いや、でも、それにしても。個人事業のちっちゃなサイトのくせに、時間かけすぎです。

前回のリニューアル同様、デザイナー探しには時間がかかりました。前回と違ったのは、”ゴミ箱案件”ではなかったこと。サイト制作に手を挙げてくださる方は増えたなと感じました。ただ、やっぱり”普通”の枠組みを取っぱらってKECのサービスを理解してもらうのはなかなか難しいようでした。

そんな中、出会ったのが杉さん。「誰かのため」というコンセプトを持つ方なら、KECのことを理解してもらえるかもと思いました。私にはデザインのことも、ウェブのこともわかりません。ただ、杉さんが発信されている情報を読んで、”学びつづける人”の気配を感じ、言葉を丁寧に扱っていらっしゃる印象を受けました。

すぐに連絡を取り、スカイプでお話して、あっさり商談成立。あんなに探して見つからなかったのは、なんだったの。ご縁ってこんなもんです。

制作に入ったのは6月。滑り出しはとても順調でした。短い打ち合わせの後、杉さんにデモサイトを作っていただき、私が修正案をまとめる。たった数回のやりとりのうちに、長年の懸案だった「プログラムの流れ」が、杉さんの手によってさらりと生まれ変わりました。

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私のぼんやりした説明が、鮮やかなフローチャートに。実際にカリキュラムを終えた受講生が見返して「あ、そういうことだったのか」とやっとわかるのも珍しくないというのに、なんという飲み込みの良さ。思わず、「ものすごくよく理解してくださってますね!」と、感激をお伝えしてしまいました。

さらに素晴らしかったのは、「次元別、レベル」の図です。そもそも私はこれを図にするという発想すらなかったのですが、杉さんが元の文章から読み取ったことをピラミッドにしてくださったのです。それをきっかけに、別の表現の可能性を探ってみる気になりました。

私が「次元 (dimensions)」を使って受講生に伝えようとしていることを説明すると、杉さんが「では、こんなのはどうでしょう?」と図にしてくださる。言葉という手段しかない私にとって、それはもう魔法です。すごい。

円や棒を使った試作を経て、現在のデザインを見せてもらったときは、「おぉぉ、ぴったり!」とうれしくなりました。「0次元:音、1次元:語、2次元:文、3次元:文章、4次元:コミュニケーション」をそれぞれ、「点、線、面、立体、他との相互作用」に。とてもうまく表現していただけたと思います。

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一方、難航したのはホームページのトップ、いわば看板のキャッチフレーズです。フォント、文字のサイズ、太さ、位置などについて杉さんと私の間で話し合いが長引きました。幸いキャッチフレーズが英語だったので、アメリカ人など英語のサイトを見慣れている友人たちに見てもらい、彼らの意見を参考に、最終案にこぎつけることができました。

と、いうわけで。新しいサイトはこちらです。どうぞごゆっくりご覧ください。


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