自尊心。

自尊心

と聞くと、ポジティブなイメージがありますよね?
至るところで「自尊心を持とう」「自尊心を育てよう」「自尊心を高める方法」などなど言われております。

以前読んだクリスティーン・ネフの「セルフ・コンパッション」では自尊心よりもセルフ・コンパッションの方がいいのではないか?的な事が書かれています。

セルフコンパッションについては、「セルフ・コンパッション」っていう本か以前の私のnoteをご覧ください。

自分への思いやりの力。|Ceionius #心理 #note https://note.mu/keeeeeee/n/nc84c8814ff1d

どういうこと?

自尊心はけっこう状況などによって左右されやすいのではないか?っていうことをクリスティーン・ネフは述べています。(私は自尊心の定義はあまりよく知りません。)

なんとなくわかります。例えば、批判されたとき、目標が達成できなかったとき、失恋したとき、試験に落ちたときなどは当然の如く自尊心は低下するでしょう。これはもう不可避です。

しかし、セルフ・コンパッションはどんな時でも、あたかも他者に優しくするように自分に思いやりを向ける上に、誰にでも即座に行えることであるため、何か苦しい体験をしたときは自尊心を高めることを考えるよりセルフ・コンパッションした方がいいんじゃない?ってクリスティーン・ネフは言ってるのだと思います。※あくまで私の解釈

なんか

自尊心を直接的に批判しているわけではないですが、「自尊心が低いから高めなければ」や「自尊心低いからダメだ」といったように自尊心の高低に判断を加えることは良くないよって言ってる気がします。

まぁセルフ・コンパッションにはマインドフルネス要素も含まれているのでここらへんは理解できますね。

やはり、セルフ・コンパッションはいいですね。

心理療法の世界では、

セラピストの3条件として、無条件の肯定的関与、共感的理解、純粋性というものがあるらしいです。

詳しいことはよくわかりませんが、共感的理解に関しては「クライアントの感じてることを、あたかも自分のことのように感じ理解すること」みたいな意味だった気がします。

自分の感じてることは自分がよく感じているし、理解できるはずなので、「セラピストである自分」と「クライエントである自分」を心のなかに2つ用意して、苦しい体験をしたとは「セラピストである自分」がセルフ・コンパッションすれば心へのダメージは少し軽く出来るような気がします。

それでもやばかったら、本物のセラピストさんのところに行きましょう。

結論

どんなときであれ、共感し思いやりを向けてくれる「セラピストである自分 」を心に用意していれば心強いですね

二重人格感がありますが、、笑

このnoteを読んだあなたも「セラピストである自分」を作ってみてはどうでしょうか?

今すぐできますし、なにより無料です。笑

当然の如く私は作りました。何かあったときは「そりゃつれぇし、悲しいわ。でもよく頑張ってきたんだな。なにより挑戦したことはすげぇよ。」と若干口の悪いセラピストが心にいます。笑

参考

クリスティーン・ネフ(2014) 「セルフ・コンパッション」金剛出版

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