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【2024年2月】『ホームシック衛星2024』/On-Offスイッチ/言葉の海を泳ぐ

3月に入って既に1週間が経過してしまったけれど、今月も2月の振り返りnoteを残したいと思います。

2月の大きなトピックはこちら💁🏻‍♀️

『ホームシック衛星2024』

2月11日(日)、BUMP OF CHICKENのリバイバルツアー『ホームシック衛星2024』神奈川・Kアリーナ横浜公演Day1に参戦した。

16年前の2008年。まだ高校生だった頃。
当時の私は、小学生の終わり頃からの約5年の間、BUMPの音楽を毎日のように夢中になって聴いていたのだけれど、専らラジオやCD・MDプレーヤーで音源を聴くばかりで、彼らのライブに行くという選択肢を思いつきもせず過ごしていた。(私のバカ…)

そんな中、何がきっかけかは忘れたけれど、ある日ふと、「いつも親や兄の好きなバンドのライブについて行くばかりだけど、大人について行くだけじゃなくて、自分が一番好きなバンドのライブに行ったっていいのでは…!?!?」と気づいた。
そうして、手に入れようと試みたのが、2008年の『ホームシック衛星』のチケットだった。

けれど、結論から言うと、残念ながらチケットは手に入らず、当時はお留守番組になった。(ちなみに、その後のツアーもなかなかチケットが手に入らず、結局、私のBUMPのライブデビューは2012年の『GOLD GLIDER TOUR』までお預けとなる…よく耐えた自分…)

そういう思い出もあって、『ホームシック衛星』は、私にとって何処かずっと、手の届かなかった憧れのツアーだった。

🛰️

時は流れ、2023年10月22日。
BUMP OF CHICKENは結成28周年を迎える2024年にアリーナツアー『ホームシック衛星2024』を開催すると発表した。

※この「28年」は、BUMP OF CHICKENというバンドにおいて特別な意味を持つ数字なのだけれど、この辺りの説明はVo./Gt.藤原さんが公式サイトにめちゃくちゃ丁寧に綴ってくれているので、詳しく知りたい!という方は、ぜひコチラ↓をご覧ください。

(藤くんの書く文章、お喋りしてるみたいな自然な空気感で、とても好きです。)

恐らく多くのリスナーの方がそうであったように、ツアータイトルを聞いただけで、胸アツだった。「エモい」とはこういうこと。なんて粋なことをするんだ、BUMP OF CHICKEN。ほんと、そういうところ、大好きだ。

もう、これは、今度こそ、行くしかない!!!!!!

そんな想いで気合を入れて、チケット争奪戦に参加した結果、本当に嬉しいことに、今回は一番行きたかった2月11日のチケットを手にすることができたのでした。

🛰️

当日は、開場直後に会場内に入ることができたのだけれど、まだ人がほとんどいない状態の空間に吸い込まれるようにスッと入り込んでいったときの感覚、目で見て肌で感じた空気は、今思い出しても鳥肌が立つ。
開演前の舞台演出から、とてもBUMP OF CHICKENで、とても『ホームシック衛星2024』で、とても『orbital period』で、一気に心掴まれた。(これから参戦される方もいらっしゃると思うので、何がどうすてきだったか、具体的に言葉にするのは控えます。あの場に立って各々が感じることが全てだと思います。)

そして、ライブが始まってからは、「今、私は途轍もない奇跡の重なりを目の当たりにしてる」って、何度も強く感じた。

BUMP OF CHICKENが結成28周年を迎えたこと。
彼らの音楽に何度も支えられてきたこと。
何万通りものバンド対リスナーの物語があること。
彼らの音楽に出会い救われたこと。
彼らと同じ時代に生まれたこと。
4人がバンドを始めたこと。
4人が同じ町で出会い、幼い頃から共に育ったこと。

舞台演出のスケールの大きさも相まってか、今日に辿り着くまでの時間を遡るように色々な奇跡の重なりを感じて、それら全てがあってこそ「今ここ」で大好きなバンドの音楽を聴くことができているんだって、言葉に言い表せられない程の大きな幸せを、何度も、何度も、噛み締めた。

終演後の記念写真(LEVEL3より)

結成28周年、本当におめでとうございます!
『ホームシック衛星2024』、引き続き、すてきなツアーになりますように🛰️

On-Offスイッチ

ライブは本当の本当に最高だったのだけれど、残りの2月はなんだか気持ちがいまいちパッと晴れない日が多かった。

仕事でうまくいかないことがあったとき、延々と一人脳内反省会が開催されて、気持ちの切り替えができない日が続いた。そういう日は家に居る時間も、どんどん気分が落ち込むばかり。自分には仕事以外にも大切なことがあるのに、そういうその他の大切なことに全然エネルギーを注げなくなって、悩みや不安が頭の中を占めて、完全に負のループにハマってしまった。

このままじゃダメだ!と思い、3月に入って少し経ってから、職場の出入り口を通り抜けるとき、頭も心もOn-Offを意識的に切り替えるようにし始めた。

しばらくの間は意識的な訓練が必要そう。だけど、これが自然にできるようになったら、とても気持ちが楽になるだろうし、結果的に仕事の質も上がるのではないかなと思ってる。

扉をくぐったら、切り替える。
そういう習慣をつけていきたい。

言葉の海を泳ぐ

2月は、私にしてはとても読書が捗った月だった。本屋でジャケ買い(?)した本がどれも面白く、とてもスムーズに、一気に読み終えた作品が多かった。

普段は人と比べるとカタツムリみたいに文章を読むスピードが遅い私だけれど、こういう風にたまに読書モードに入って、言葉の海をスイスイと泳ぐ魚みたいになることがある。何がきっかけにそのモードになるのか自分でも説明ができないし、その時の感覚はとても不思議。

暗い気持ちでも、本を読むときは、心穏やかになれた。もしかしたら、ちょっとセンチメンタルな時こそ、感受性が豊かになって、物語の世界に入り込みやすい、とかあるのかもしれない。

2月に読んだおすすめの本

角田光代さん『銀の夜』(光文社文庫)

岡野大嗣さん『音楽』(ナナロク社)

宮下奈都さん『たった、それだけ』(双葉文庫)
(3/3読了)

3月もすてきな本と出会えますように。

2024.03.08

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