ペンネアラビアータの時だけ
「料理」とかけまして、
「不敵な笑み」と解きます。
その心は、くっくっ…
#cook
自分がよく作る料理に「ペンネアラビアータ」があります。
料理のレパートリーが少ないのもありますが、数か月に一度は作っています。
今夜がその数か月に一度の日でした。
もちろん量は1.5キロ。
お腹を空かせた長男は、いつもなら時間も関係なく、勝手に自分でカップ焼きそばを作り、冷凍ごはんを温めて食べるのですが、今日は「ペンネを作るよ」と言っておいたのでずっと待ってくれました。
ニンニクを炒める香りに顔を近づけ、何度も鍋の中を確認して、ニコニコして待っています。
「さあ!出来上がり!」
と声をかけた刹那、既に器を持った長男が待機しています。
自分で好きなだけ器によそいます。
そしてみんなでいただきます。
凄まじい勢いで食べる長男。
あっという間に平らげると、次はなぜか妻の器からも少し取り、さらにまだ鍋に残っているものを追加しておかわりします。
それを3回くらい繰り返していました。
たくさん食べてくれるのはやっぱり嬉しいものです。
ふと三女が言います。
そうなんです、とにかく偏食でこだわりの強い長男はいつもは必ずご飯と汁物も一緒に食べるのです。
うどんでも焼きそばでもラーメンでも。
まさに定食です。
それがペンネの時だけは、ご飯も食べず、ペンネだけで食べていたのです。
ずっと食べたかったんだなぁ、とか思うとやっぱり嬉しくなってきます。
家族全員が同じメニューを食べるのは本当に珍しいことなので、それだけでも嬉しいのに。
また数か月後に作ろう。
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