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映画「THE FIRST SLAM DUNK」観ました。心触れ合う時間の永遠、について

よかった~!
私は、スラムダンクを読んでいないし、この世代でもありません。スラムダンクは超国民的マンガ、バスケの話で試合描写中心、今回の映画はその作者が脚本も描いている、ってくらいの予備知識しかありませんでした。
が、十分楽しい~!バスケのルールでよく知らないものや初めて聞くバスケ用語もあったけど、鑑賞の邪魔にはならず、はらはらしどうしでした。
皆さんに、オススメします。
観てから、この映画について熱く語っている配信番組をYouTubeやspotifyで漁って視聴しました。原作マンガについて語っているものも探して観て…キリがないね。おかげで今日は寝不足気味…。
バスケしている体の動きが美しい。途中で、宮城リョータの人生を織り交ぜながらも、ずーっと強豪校との試合を追いかけている。でも、ちっとも退屈しなかったです。最後はほんと、手に汗握る。
すごいな。こんなことが、アニメ映画でできてしまうんだ。ただただ、本当に一生懸命、試合に勝つことを目指しバスケをやっている。それが、こんなに目をくぎ付けにするなんて。人が、ひとつのことに精進し集中する姿って、それだけで尊い。
原作を読んでいた人からすると、主役が宮城リョータで、その悲しみと挫折屈折の過去が描かれたことに驚きがあったよう。が、私は、だからこそ、感情移入ができました。バスケシーンだけではきっと物足りなかったです。
大切な人とのお別れ。それも、予期せぬ突然の別れは辛い。でも…。
どんな大切な人でも、どんな別れ方にしろ、いつかは必ず別れのときがくる。けれども、それは“終わり”ではない。触れ合った心は、永遠のものとして、その人の人生の周りで輝き支えていく。
触れ合った時間は、物理的には一瞬でも、人生では永遠。
リョータは、バスケに打ち込む中で実感として自然とそのことを理解し、ソータへの思いも変化した。
こういう気持ちの揺らぎに、共感を覚える人は多かったはず。年齢を重ねた人ほど、深く感じ入っていたかと。
最後の最後のエンディングが「ピンポン」を彷彿とさせたのも、感慨深かったです。
1日おいても余韻に浸れる最高の映画でした。マンガ、読んでみようかな。

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