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幸せは自分の心が決める #あの選択をしたから

25歳で結婚し、27歳で離婚した。
結婚生活はわずか2年5ヶ月だった。

27歳、職なし、パートナーなし、実家暮らし。

周りの友人は、

就職してキャリアを積んでいる人
仕事をしながら趣味を楽しんでいる人
結婚して子どもがいる人

みんな一歩一歩確実に前へ進んでいるように見える。

取り残された気分だった。
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元夫と別居をして実家に戻ってからの一ヶ月間は、身を隠すように引きこもった。

離婚が成立してからは、状況を変えようと医療事務の資格の勉強をしながら就職活動をした。

履歴書に自信を持って書けるような職歴や資格はないけれど、必死の思いで就活し、なんとか医療事務の職に就くことができた。

何もかもを失った私には仕事しかない。
食らいつくかのように仕事に邁進した。
医療事務の資格にも合格した。

業務を覚え、職場の人や患者様とコミュニケーションを取り、次第に任されることも増え…。

仕事をするうちに、地の底に落ちた自信を少しずつ取り戻しているような気がした。
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しかし…。
同級生を見かけるたびに、SNSを見るたびに、「私はみんなとは違う」と卑屈になってしまう自分がいた。

そんなとき、ふと思い出した言葉があった。

前の職場を退職したときの寄せ書きに、同僚が書いてくれた言葉。

「しあわせは いつも じぶんの こころが きめる」

相田みつをさんの言葉だ。

幸せって何だろう。
私にとっての幸せって?

私は離婚して居場所を失った。
でも、就職して資格も取って、ようやく自分の居場所を見つけた。
今はそれでいいじゃないか。

笑顔で話しかけてくれる友人も
SNSで素敵な日常を発信している同級生も
バリバリと仕事をこなす同僚も
幸せそうに見えるあの人も
彼らなりの悩みを抱えているかもしれない。

だから、

幸せを推し量るなんてできない。
人と比べるのはやめよう。

幸せの基準は自分軸でいい。
私なりの幸せを見つけられたらそれでいい。

それから、人と比べそうになったときには、自分が今幸せかどうかを考えることにした。
そして、現状に満足していないと感じたとき、どうすれば幸せになれるのかを考えた。
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私は今、再婚して1児の母になった。

隣には、仕事熱心で家族思いの夫。
息子はやんちゃ盛りだけれど、すくすくと育ってくれて「ママだいすき」なんて可愛いことも言ってくれる。

あの選択をしたから
今、愛しい人達がいて、温かな居場所がある。

これが私の幸せ。

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