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毎日だれかの誕生日

こんにちは。

11月11日『ポッキーの日』に、とある先輩がオフィスのみんなに、ポッキーやらプリッツやらをたくさん差し入れしてくれました。テレワークが当たり前になって、なかなかオフィスに来ない人もいるから、以前は恒例だった夏休みのお土産配りとか、規模が縮小されたりなんかして。そんな中、こういう差し入れをいただくと、オフィスが『集う場』って感じがして、なんかいいなと思いました。

さて、甘いもの大好きな我が子。産前の母親学級や先輩ママたちから指南いただいて、虫歯予防のためにも、できるだけチョコレートなどは食べないに越したことはないと思ってきた。でも、まぁ、どこかで口にはしてしまうわけで。そして、口にすれば「うまっ」ってなるわけで。そんでもって、「もっと食べたい」ってなるわけで。もう、まんまと甘いものの虜。

中でも、やはりケーキの特別感は子供ながらに察している様子。初めてケーキを目の前にしたのは、1歳のお誕生日に離乳食用のケーキを作って出したとき。さすがに、そのことは覚えていないようだけど、クリスマスとか家に誰か来るとかイベントがないと出てこないので、そりゃ特別に思うよね。

でも、先日、ただのくたびれた平日の保育園帰りに、無性にケーキが食べたくなった母。まさに唐突に「ケーキ買って帰ろうか」と娘に提案してみた。

「え?今日はだれのお誕生日なの?」と問われる。「えっと、だれのお誕生日でもないんだけど、何でもない日にケーキ買って帰るって、いいと思わない?」と返してみた。すると、少し考えてから「今日は○○ちゃんのお誕生日かもね」と、我が家のぬいぐるみ軍団のうちのお気に入り筆頭の名を挙げた。

ははーん、やっぱりケーキは特別な日に食べる方が美味しいってことだな。なんて、勝手に解釈して「あ、そうかも」と返しながら、それならいいよねと、いそいそとケーキ屋さんに向かう。閉店間際のケーキ屋さんに駆け込み、二人が食べたいのと、パパのと、めでたくその日が誕生日と認定されたぬいぐるみの分のケーキを買った。

晩ご飯もそこそこに、ケーキを出して、ぬいぐるみもテーブルに鎮座して、一緒にケーキを食べた。そして、食べ終わってからの娘のひと言。

「明日は、△△ちゃん(ぬいぐるみ軍団の二番手)の誕生日だよね」

え、そうなの?うん、それはそうかも知れないけど、さすがに毎日ケーキ買うには、経済的にアレだよね。あと、毎日食べてたら太っちゃうし、食べ過ぎは身体によくないって言うし。そろそろクリスマスだけど、そのお祝い感が薄れるのイヤやん?だから、やっぱり今日は、○○ちゃんのお誕生日っていうより、何でもない日にケーキ食べたってことにしようよ。ね?

と、まあ、歯切れの悪さ満載の答弁をしてしまった母。娘にはお得意の「は?」っていう顔されたけど、翌日にはケーキ云々の話にならなかったので、あやうく『毎日だれかの誕生日』になりそうだったところを回避できたようです。



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