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3月20日|『不完全な司書』(晶文社)、『ケアしケアされ、生きていく』(筑摩書房)刊行記念トークイベント 青木海青子×竹端寛「不確実な海に飛び込んでも大丈夫〜本と一緒なら」
奈良県東吉野村で自宅を開き、私設図書館活動を行なう「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」の司書、青木海青子さんの新刊が刊行されました。 青木さんは人と接するのが苦手で、幼少のころから本という「窓」によって外の世界と接してこられました。 そんな青木さんは、自らの本棚を開放することで「図書館」の本質的な効用に気がついていったといいます。 また竹端寛さんは、既刊『ケアしケアされ、生きていく』で「他人に迷惑をかけてはいけない」という自己責任的価値観の蔓延が生きづらさの原因であることを指
1月6日|『僕はなぜ一生外国語を学ぶのか』刊行記念 ロバート・ファウザー×稲川右樹 トークイベント「僕らの外国語学習談」
英語はグローバル言語だと言われます。その英語がネイティブ言語でありながら、いくつもの外国語を学び、韓国語に関しては日本と韓国で教壇にも立ってきたロバート・ファウザーさん。 そのファウザーさんが韓国語で執筆した『僕はなぜ一生外国語を学ぶのか(原題:外国語学習談)』を、2023年11月にクオンから翻訳出版しました。外国語学習の山あり谷ありの道を、実践的なアドバイスを携えて一緒に歩いてくれるような一冊です。 この本の翻訳を手掛けたのは、韓国語教師でファウザーさんの教え子でもある稲
1月10日|藤原辰史(歴史家) × 成相肇(東京国立近代美術館主任研究員)対談「どげだいこげだい 植物性とわるさ、その変幻自在と批判力」
〈関西初! 記念トークイベント〉 学芸員の成相肇さんのデビュー作『芸術のわるさ』が話題を呼んでいます。秩序からはみ出す怪しい者たちとその怪しき技術を〈わるさ〉と名づけ、硬直した思考からの解放をめざすこの異形の本をめぐって、歴史家の藤原辰史さんと対談を行います。 藤原さんは『植物考』で、環境破壊と暴力の現代史を理解するために、植物のふるまいから人間観を相対化しました。現代史と現代美術。分野は異なりますが、お二人がともに着目するのが、曖昧で未分化な異形のものたちです。下等で取