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彼女が教えてくれたこと。

命には必ず終わりがあって。
今までも、身近な人の死や友の死もあった。

その悲しさに慣れることはなくて。


先週、飼っていたハムスターが亡くなった。

朝、いつものように餌を用意して
ケージに掛けていたフリースをめくったら、
まるで眠っているようなハムスターの姿が。

基本的に巣材の中に潜り込んでいるので、
こんな風に姿を出していることはなくて。

触れてみても反応がなかった。


うちに来てもうすぐ3年4ヶ月になろうとしていた。
かなりのおばあちゃんだったよね。

こんなに長生きで
強く噛むこともなく
娘にいじり回されても嫌がったりせず

ホントにいい子でした。


前足の付け根に、大きな腫瘍ができていて、
後ろ足が弱って少し前からは歩いてもすぐにコケていたんだよね。

娘は感情を表に出すことなく、
ハムスターの死を受け止めて
感じ切っていたみたいだった。

近所にいた野良猫のニケが虹の橋を渡ったときは大泣きしていた娘。
娘の変化を感じた。


ケージはまだそのままで、
だからこそ彼女(女の子でした)の不在を強く感じる。

ただ存在しているだけでいい。
そのことを教えてくれたよね。

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生命すらも循環。

事実は一つだけれど、
彼女の存在の喪失を悲しみたいわたしがいます。

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