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ウィズコロナ時代にウェルビーイングをもたらすのは、ペットのように寄り添う温かいロボット。【前編】

経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォームKEIEISHA TERRACE。「Future Update」では、取材から年月が経ち、急成長を遂げた企業、上場を果たしたスタートアップなどに前回取材から今日までの歩みを改めてお伺いします。


2018年7月にスタートして丸5年を迎えた『KEIEISHA TERRACE』。それから今日までの間、とくにサイトオープン当初にお話を伺った経営者のなかには、より大きく事業や組織をグロースさせた方、新たにユニークな事業展開をした方など、「またお目にかかって話を伺いたい」と思わせる方が大勢いらっしゃいます。そこでKEIEISHA TERRACE 5周年を機に始まったのが本企画『FutureUpdate』です。

今回ご登場いただくのは、寄り添うことで人を幸せにする家族型ロボット『LOVOT(らぼっと)』の開発・販売をおこなっているGROOVE X株式会社の創業者で代表取締役社長を務める林要さん。ドラマやメディアなどでご覧になって「知ってる!」という方も多いと思います。

LOVOTは見た目だけでも十分に可愛らしいですが、実際に触れるとさらにメロメロになってしまう人が続出。近頃は、家族として迎える個人宅に加えオフィスでの需要も急増しており、コロナ禍を乗り越えていままた多くの人たちに迎え入れられている状況について、またこの5月に上梓された林さんの著書についても伺いました。

【GROOVE X 前回掲載からここまでの歩み】

あらゆる国のロックダウンが影響を及ぼしたコロナ禍

井上 前回、林さんにご登場いただいたのは2019年の5月末で、ちょうどLOVOTが発売直前でした。僕も抱かせていただいて「このまま持って帰りたい!」という気持ちになったことを覚えています(笑)。そこから瞬く間に人気が出て、メディアでもかなり取り上げられるようになりましたね。ただ、その直後にコロナ禍がきて、どのように乗り越えてここまでになられたのかというところ、とても気になっていました。

 LOVOTは2019年12月に初出荷をしました。そこから、ようやく事業としてあらゆるサービスをまわすということが始まった、そのほぼ直後といっていいタイミングでコロナが来たんです。ですから、前回からここまでのほとんどは、その対応に必死だった期間だったということが言えると思います。

井上 GROOVE Xさんの事業特性上、コロナ禍で最も大変だったのはどのようなことでしたか?

 弊社製品のロボットは、1万個程度の部品を文字通りあらゆる国から集めています。つまり、どこかの国がロックダウンしてしまうとその都度影響を受けることになる。仮に中国のみと取引していれば、中国の状況だけを見ていればいいのですが、弊社の場合はアジアのロックダウンも、欧州のロックダウンも、アメリカのロックダウンも影響します。しかもそのタイミングがバラバラだったため、順に問題が移っていくといったこと...

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