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最先端のXRやAIを活用し、新たな体験価値を創る。【前編】

経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォームKEIEISHA TERRACE。「イマ、ココ、注目社長!」では、各業界でご活躍中!いま注目の社長に、事業、経営、経営者とは、理想の幹部像などについてズバリお聞きしています。


オンラインゲームの制作に始まり、現在はビジネス向けのメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」で成長を続けるmonoAI technology株式会社。2022年12月に東証グロース市場に上場を果たしました。代表取締役社長の本城嘉太郎氏は、10代でオンラインゲームに出会い、27歳で起業しています。少年の頃の夢を叶えたように見える本城氏ですが、これまでの道のりは、決して平坦ではなかったそうです。

(聞き手/井上 和幸)

本城 嘉太郎氏 monoAI technology株式会社 代表取締役社長

オンラインゲームの黎明に遭遇し、27歳で最初の創業

――本城さんが起業に至る最初のきっかけをつくったのは、世界初の本格MMORPG「Ultima Online(ウルティマ オンライン)」との出会いだったと伺っています。

本城 「ウルティマ オンライン」を知ったのは、ゲーマーだった19歳のときです。初めてオンラインゲームに接して、そのあまりの刺激に驚きました。ゲームの中の世界が、自分がいない間にも刻々と変化し、現実社会と同じように経済が回り、プレーヤーが入れ替わっていく。それまでのゲームとは全く違う次元に至ったと感じました。この技術はゲームに留まらず、いつか世の中を変えるだろうと直感したんです。そして自分も、未来の世の中を変える仕事をしたいと思った。そんな想いが原点になっています。

――それで、社会に出るときにゲームをつくる仕事を選んだわけですね?

本城 ゲームをつくる仕事にもいろいろあって、例えば企画やグラフィックデザインという選択肢もあったでしょう。けれども自分にはプログラマーの道が入りやすかったし、向いていたと思います。子どもの頃から大好きだったゲームを仕事にし、ゲームの背景にある技術が分かってくること自体が、とても楽しかった。そして、プログラマーの道を選んだことが、結果としてmonoAI technologyの創業につながりました。

――若い頃から起業志向をお持ちだったのですか?

本城 そういうわけでもありません。実は、若い頃は「自分は40歳までは生きられないだろう」と思い込んでいたんです。幼少時から身体が弱くて、大病を繰り返したものですから。

そんなこともあって、あるとき、死を目前にしたホスピス入所者に「人生で一番悔やんでいること」を尋ねるという、いささか残酷な研究をまとめた本を読んだんです。その本によれば、約9割の人が「もっといろんなことにチャレンジしたかった」と語ったという。「自分は絶対にそうはなりたくない」と思いました。死ぬまでに、やりたいことは全部やっておこうと心に誓...

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