経営創研(コンサル・中小企業診断士集団)

創業20年を迎える経営コンサルティング会社です。100名を超える中小企業診断士が在籍し…

経営創研(コンサル・中小企業診断士集団)

創業20年を迎える経営コンサルティング会社です。100名を超える中小企業診断士が在籍しています。食品・生産・マーケティング・指定管理者制度の専門家を擁し、補助金申請、研修、執筆など様々な経営課題にお応えしています。経営や経済・社会に関する様々な情報を発信してまいります。

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最近の記事

:1年前の今: 同志を亡くして1年

1年前に同志Y氏を亡くしました。ご自宅を訪問し、奥様にお会いしてきました。 彼は、経営創研というコンサルティング会社を創立した世話人10名のメンバーのひとりでした。  トヨタカンバン方式を経験した数少ないメンバーでした。製造一筋の経歴をもち、一貫してその方面の仕事をしていました。  口は悪いが、こころは優しい人物でした。お目付け役でもありました。 また、みんなで創立したが、会社の存在の意義をだれよりも、理解していたと思います。「会社のしくみが思想だ」との発言は、彼しかできない

    • :1年前の今: 収穫から消費までの一気通貫

       久しぶりの書き込みです。9か月ぶり・・・・ 1年前に、大学中退で起業した若者3人の企業と出会った。 これがおもしろい。 その中退するという素性が普通でないだけでなく、試行錯誤と発想のすばらしさで、世界をも動かす「ビジネスモデル」を作り上げていた。  彼らの行動の最初は、日本酒のすばらしさを実感したことであった。日本酒が若者に支持されていない、このすばらしさを若者に伝えたいとして活動を開始した。  日本の酒蔵数百社を回ってあるいた。そしてその中で本当においしい酒蔵を選び、日

      • :1年前の今:倒産しても、リベンジ

        昨年の今頃、ある倒産企業の元社長となじみの居酒屋で飲んでいたことを思いだします。あのコロナが始まったとき、真っ先に?解散した会社さんでした。倒産ではない、ですね。失礼!その半年後にお会いしました。 解散を聞きつけて、電話しました。私の意見は「えらい」でした。2代目社長でしたから、会社存続こそが、使命でした。先代を大切に、大切にしてきた方でした。にも拘わらず、解散!です。相当な苦渋の決断だったと思います。人生、前進だけが正しいわけではないでしょう。決断できない人のよいあの社長

        • :1年前の今: 同じ業種でも

           同じ業種でも、企業によって差があるものですね。 うまくいって、フランチャイズでどんどん仲間がふえているとか、地道にこだわりの製品をつくっていて、しっかり利益を確保しているとか、いろいろあります。一方、ある程度、がんばって存続はし続けているが、飛躍ができないとか、何をやってもうまくゆかず、じり貧になるとか、いろいろである。 同じ業種なので、業種として問題があるわけではない。業績に差ができている。どうしてであろうか、と考えてみる。 しくみ、仕事のやる方、ビジネスモデルなど

        :1年前の今: 同志を亡くして1年

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        • 老診断士Y
          15本
        • 診断士のたまご
          7本
        • こだまっち
          0本

        記事

          :1年前の今: 感受性

           1年前の今、みなさんご存知の「ものづくり補助金」で機械メーカー2社と接点がありました。この補助金は設備投資にお金がでるものであり、これを活用して、機械メーカーのお客様に情報提供するとか、販売促進として利用するとか多様な使い方をアドバイスしていた。A社は、過去に自社で補助金申請をトライアルしていたので、申請書作成には自信をもっていました。でも、どんなものか、話を聞きたいと接触してきました。B社も、同様に過去のトライアルはしていないが、周りの情報から関心を示されて接触してきまし

          :1年前の今: かけがえのない社風

          1年前に、ある会社の研修に立ち会うことがあった。 企業における研修というと、「なんでこんなことをやるの」という声が沸き起こって後ろ向きにとらえるところがある。 また、逆に研修を多くやっている企業にありがちなのは、「またか」という冷めた雰囲気があるところがある。 しかし、この会社は、研修はほとんどやっていない。遠方から会場にくるので面倒かと思われる。しかも、研修らしい研修は初めてである。予想されるのは、斜に構えた意見がきかれるとか、研修についていけないで中途半端な参加をし

          :1年前の今: かけがえのない社風

          :1年前の今: 順風満帆

          1年前の今という時期は、コロナ禍が本格化した2020年4月以後であり、それが半年たった時である。いままでどおりにはゆかない、ということが顕在化してきた時期である。あるいは、顕在化という意識がなくても、とりあえず、手をうたざるをえなくなった時期である。 事業者にとっても、労働者にとっても、変化に対応することは非常に難しい。「変化」できればすばらしいことでもあるといえる。 その時から1年後の今の時点で、1年前を振りかえってみると、当時は、いつ、コロナ禍が終わるのか。終わったら

          :1年前の今: 人さえ育てれば、会社は大きくなれる

          社長さんに会うと、「いい人はいない」「人さえいれば・・・」ということばをよく聞く。ほとんどの社長さんがいうといって過言ではない。それほど、自分と同じ考えで、自分の期待する能力を発揮してくれえる社員はいないようである。 その一方で、その会社さんをみると社長は超多忙で、忙しくしており、役にたつ社員がいないようにもみえる。社員のみんなも、期待できていないと自覚しつつ、過ごしているようである。場合によっては、「社長だけが忙しくしている」と冷ややかに見ているケースも、多々ある。 そ

          :1年前の今: 人さえ育てれば、会社は大きくなれる

          :1年前の今: 事業承継が最も難しい

          みなさんは、ソフトバンクの孫社長、ユニクロの柳井社長が素晴らしいとお思いでしょう。まったく、その通りですね。すばらしい。とても、自分はその足元にも及ばない・・・・ しかし、私は孫さん、柳井さんの「後はどうなの・・・・」と思います。事実、ソフトバンクは、社外から経営者を持ってきましたが、結局、失敗しました。後継者候補は早々と退任しました。また、柳井さんもしかり。自ら、次代に託して、退いたことがありました。でも、失敗しました。それで復帰して、現在に至っている。 ソフトバンクも

          :1年前の今: 事業承継が最も難しい

          :1年前の今: 薄く広く、組織のリモート

          1年前、ある組織の幹部に、理屈なしにZOOMをつないでみせた。 電話をして、「ZOOMなどリモートが話題になり始めているが、どうしてますか」、と聞いてみた。「今、業者にお願いしてつないでもらおうと考えている」とのことでした。とにかく、知識がない、実態がわからないのでそのように動こうとしているのである。しかし、1年たった今、リモートミーティングはいとも簡単につながることが世の中にわかっている。どんな方にも、「ZOOMできますか」というと99%の方が「できます」と返事がかえって

          :1年前の今: 薄く広く、組織のリモート

          :1年前の今: コミュニケーション

           1年前、ある方の親戚の企業様のご紹介をうけた。その時は、税理士さん、社労士さんとうまくいっていないで困っていました。頼んだ通り、やってくれない、全然、顔をみせに来ないで来ても資料をおいてゆくだけだとのことでした。その経営者にも、何も問題がないわけではないとは思いますが。そこで、スイッチするように段取りしました。  そこで、考えたのは、いろいろなところで、だれそれとうまくゆかない、もう、こじれてしまってもとにもどれない、など、コミュニケーションのうまくゆかない状態、後戻りが

          :1年前の今: コミュニケーション

          :1年前の今: 急成長企業

          世の中に、急成長企業があります。 いろいろ、不完全なところがあっても、どんどん大きくなった行く。なぜ、そんなに簡単に成長するのかわからないこともあるが、一面だけだが、強力な強みがあると成長するものである。 お客様が、どうしても、何としてもお付き合いしたいというものをもっているのでしょう。それは、商品やサービスであったり、的を得た営業力、販売力であったりします。どちらか一つあれば、成長できていると思われます。 同時に、いえることは、経営や運営が粗削りなので問題続出である。

          :1年前の今: ZOOM元年

           1年前の今は、ちょうど、ZOOMをビジネス的に使いだしたときでした。 まだ、そんなのがあるようだ、という程度の理解はありましたが、ZOOMということばはしらない、という状況でした。  私は、ITの活用を普及するのは得意で、いろいろな方に電話をして「今、メールを送るから、それをクリックしてもらうとつながるから」と言って何人かとトライアルしてゆきました。 その中で、ある業界団体の事務局長様がいて電話をしてZOOMについて聞くと「業者にたのもうとおもっている」との仰々しいお話で

          :0年前の今: 「事業再構築」補助金

          今日は特別、今のことを書きます。 現在、経産省の主導で、中小企業等事業再構築促進補助金の公募がされました。売上の下がった中小企業に対して、事業再構築をうながす初めての補助金です。しかも、中小企業に対して、6,000万円まででます。また、補助率が2/3です。つまり、1/3のお金で投資ができるわけです。しかもしかも、珍しく「建設費」までつかってくれ、という補助金です。 したがって、世の中はみなさん色めき立っています。大注目です。補助金について知らない、関心がないなどの方々が、

          :0年前の今: 「事業再構築」補助金

          新しく求められる企業姿勢SDGsについて。

          日経新聞を読んでいると、少なからず目にする『SDGs』という言葉。 最初は、HACCPみたいな新たな国際基準が、また取り上げられているのだろう。と、そんな風にしか捉えていませんでした。それが、新たなビジネスのきっかけとして目にする様になりました。 中小企業で、SDGsを認識している企業が16%ほど。という記事をみて、なんとなく、深掘りしておく必要があるな。と感じました。 私も言葉は、知っていても詳細を説明してください。と言われると、正直説明出来ません。なので、調べて行く

          新しく求められる企業姿勢SDGsについて。

          同じやるなら、確率の高い選択を!

          サイコロって奥が深い。6個の面を持つから、例えば1が出る確率は1/6になる。多くの人が、知っていることかもしれない。ただ、これを2個のサイコロを一緒に振った場合を考えてみよう。 ■ 合計するといくつ?サイコロの目は、それぞれ出る目が1/6。ただ、出た目を合計してみると… 2から始まり、終わりは12になる。ただ、2と12は一通りしかない。他を考えてみると、3は二通り、4は三通りと合計の値が出る確率は大きく変わってくる。これを一つの表にまとめてみると、実は合計7が一番確率が高く

          同じやるなら、確率の高い選択を!