誰も書けないと謳っておいて、 私がこれから書くようなことは、 書くメリットがないと言って良いのかも知れません。 認知症はこんな症状で、 若い人でも罹る可能性がある。 共通した症状（中核症状）があって、 その人のキャラクターによって、 強く出る症状（周辺症状）がある。 そんな説明文を読んで、 知識としては知っていても、 現実は、記憶力がなくなって可哀想な人でしょ？ そんな声が聞こえてきます。 介護の現場も高齢化が進んで 認知症の研修で 「あっ、これ私だ」 と苦笑いする70
「あなたが言っていることは、他の方が既に言っています」 批判的な眼差しで、そう言われることはよくあります。 オープンの会場で講演を行うと、私を知らない人も来てくれて嬉しい。 が、私のことを知らない＝どんなもんじゃいと、 審査員席が多くできあがる。 なるほど、私が審査されるんだな。 まあ、それは当たり前の話で、無料だろうが有料だろうが、 貴重なお時間を頂いている身である。 その価値を測るのは、あなた達である。 だけど、そんな否定的に見なくても、 いやいや、そこまで言うなら
前回の感想とお礼 前回、介護について書かせていただきました。 読んでいただいた方、 本当にありがとうございました。 「介護は嫌いで、仕事と割り切って我慢してるんですね」 「介護のお仕事辞めないで」（応援ありがとうございます）と、 コメントいただきました。 やはり、 批判的な意見はマイナスに受け取られる そう思ったのが正直な感想です。 後書きで、突然、会社について書いてしまい、 違和感を感じさせてしまって申し訳ございませんでした。 別に機会を設けるべきでした。 はい、
関係ない！からの覚醒 介護という文字だけで敬遠する方は多いでしょう。 表題を見ただけで、自分には関係ないとスルーする人も多いでしょう。 でも、 世の中には「介護が必要な人」が存在する だから、 「介護をする人」が必要だ。 そう理解はしていると思います。 理解した上で、スルーする人は、 →私は若い →私は体だけは頑丈だ →私は太く短く生きる →私は介護保険料払っているから、国がなんとかしてくれる →私は介護なんて先の話を考える余裕はない ので、 「私が今、考えることでは
そんなバカな いつもの正月では、 新年のご挨拶を無難にこなして、 正月ボケする暇もない休みを、 なんとか目一杯満喫しようとして、 結局溜まっていた洗濯、掃除をして終わっているはずだったんです。 大晦日、案の定、関東圏在中の北陸地方の友人から、 ラインが入ってきた。 「今年も正月に帰ります」 毎年、夜勤上がりの里帰り。 北陸新幹線の車中から、 休みのないこちらへの気遣い一切なしの、 ライン実況中継が入ってくる。 そろそろ着いた頃かな？ ラインが来る間隔で大体分かるんだ
中学を卒業して早々に、深夜のゲーム喫茶のバイトを親に内緒で始めた。 そうそう、どんなものか分からずに。 ネオンが光っている駅前から外れ、しばらく脇道に入っていくと、そこだけブラックライトがうっすらと灯っているだけの、看板もない喫茶店があった。 「明日、午後１０時においで」 ジャージに金の腕時計、オールバックのおっさんが小さい金庫から札束を取り出し、10枚ごとにまとめながら言われた時には、危険なにおいがする＝自分が大人になれたという錯覚で、しばらく興奮状態にいた。 当
