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ESG経営コンサル、カレーマニア、グラベルロードのソロキャンパー、ロックの路上DJ

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最近の記事

なるべく「遠い」世界に「飛ばす」~アナロジー思考

本記事は「アナロジー思考 構造と関係性を見抜く」細谷功 東洋経済新報社を読んだアウトプットです。 アナロジー思考とは「類推」のことで、2つの世界の比例関係を利用した思考法です。 同じ著者の「具体と抽象」を踏まえて読むと、具体と抽象を行き来できる“振れ幅”の大きさの重要性が分かった。日常の様々な物事に広くアンテナを張っておいて、構造を見つけ出し、なるべく「遠い」世界に「飛ばす」とまだ世の中に知られていない新しい発見をすることができる。 ビジネス場面でのアナロジーの3つの目

    • 自分や世界を高いレベルで認識しよう~悟りはあなたの脳をどのように変えるのか

      本記事は「『悟り』はあなたの脳をどのように変えるのか 脳科学で「悟り」を解明する!」のアウトプットです。 瞑想によって発想力が高まるということで、学校教育や経営者の間で意図的に用いられています。 この本を読んで、そういった現象に自分なりに解釈を与えることが出来ました。別途、瞑想のワークショップで聞いた説明では、瞑想によってストレスを感じることが少なると聞いていました。それに加えて、認識のレベルを上げることで、先入観をはじめとする脳の余計な活動を抑えているということです。悟

      • 具体と抽象~抽象とは〇〇でない、を明確にして生きやすくなろう

        本記事は「具体と抽象―世界が変わって見える知性のしくみ」を読んだアウトプット記事です。 非常に評判の良い本、やっと読みました。言われてみれば確かにそうだと思えるようなことが多いですが、抽象化能力の特徴や、生かし方について色々と書かれていて、この内容に沿って自分の仕事の仕方などを整理できると思いました。 抽象化の恩恵人間の知性のほとんどは抽象化によって成立しているが、すべて具体性が重視される「分かりやすさの時代」にはそれが退化していってしまう危険性がある。 数と言葉(数学

        • コンサルには「2通り」ある~謙虚なコンサルティング

          本記事は「謙虚なコンサルティング」エドガー・H・シャインを読んだアウトプットです。 コンサルの役割(クライアントにとってのメリット)は、様々な専門性や客観性である。それは間違いではないかもしれないが、それは「本当の支援」ではないかもしれない。 医者や弁護士であれば、顕在化しているトラブルに対し、専門性をもって解決策を提示すれば良い。それ以上はむしろ不要。 しかしながら、組織が抱える問題は、複雑で厄介で、クライアントですら問題の本質に気づいていないこともある。そしてそんな

        なるべく「遠い」世界に「飛ばす」~アナロジー思考

        • 自分や世界を高いレベルで認識しよう~悟りはあなたの脳をどのように変えるのか

        • 具体と抽象~抽象とは〇〇でない、を明確にして生きやすくなろう

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          物的資本だけが競争戦略ではない~インビジブル・エッジ

          本記事は「インビジブル・エッジ その知財が勝敗を分ける」を読んだアウトプットです。 企業の競争戦略を、知財の観点から読み解いた本。知財の重要性というのはまだ社会に浸透していない面もあるが「見えない刃」のようなものだ、と。 イノベーションによって市場を独占するジレットの「コントロール戦略」、オープンイノベーションによって利益を得る、社内のイノベーションを促進するなど、P&Gやトヨタの「コラボレーション戦略」、IBMの「単純化戦略」が取り上げられます。 また、製品の製造・販

          物的資本だけが競争戦略ではない~インビジブル・エッジ

          現代人のためのチベット死者の書~瞑想して本を読むことは大事だと思いました

          死んだらどうなるか? という小学生から大人まで普遍的にもっている疑問に対して、現代、明確に答えているものの一つが、チベット仏教であり、この本です。まだまだ奥が深すぎて理解しきれていませんが、現段階で自分が分かっていることを、なるべく分かりやすくまとめたつもりです。 バルト・トドゥルとは何か8世紀から9世紀にかけて、チベット仏教の偉大な師、パドマサンバヴァが著し、秘匿し、14世紀になって埋蔵教として発見された。「チベット死者の書」は西洋人がつけた通称。より正確に訳すると「自然

          現代人のためのチベット死者の書~瞑想して本を読むことは大事だと思いました

          企業価値向上とは具体的に何か~ESG経営を強くするコーポレートガバナンスの実践

          本記事は「ESG経営を強くするコーポレートガバナンスの実践」松田千恵子 を読んだアウトプット記事です。 コーポレートガバナンスの概要ガバメント(上意下達)とガバナンス(関係者が協議して自律的な合意形成を行うシステム、統治というより自治、協治)は、対立しやすい概念 企業を船に例えると、船の持ち主である株主が、舵取りを任された船長=経営者 を規律づけるもの。 経営者と株主の関係性が、第一義的なコーポレートガバナンス。→指名・報酬・監査 が大事な要素 株主とそれ以外の関係者は立

          企業価値向上とは具体的に何か~ESG経営を強くするコーポレートガバナンスの実践

          日々を抽象化してセンスを磨きスタイルを育てよう~戦略読書日記

          この記事は「戦略読書日記」楠木建 を読んだアウトプット記事です。 競争戦略とイノベーションについて研究している読書家の大学教授が、日記形式っぽく良本を紹介しながら「本質を抉りだす思考のセンス」「経営と戦略の本質」みたいなものを浮かび上がらせていくというような本でした。 いま、経営戦略について研究している自分にはぴったりの本で、著者の代表作「ストーリーとしての競争戦略」を含め、紹介されている大部分の本を買ってしまいました。 さて、本書はビジネス書の体裁をとっていないので、

          日々を抽象化してセンスを磨きスタイルを育てよう~戦略読書日記

          すでにパラダイムシフトは起きた。ポジションを取れ!~10年後の仕事図鑑

          この記事は「10年後の仕事図鑑」堀江貴文 落合陽一 を読んだアウトプット記事です。 10年後の仕事もイラスト付きで色々紹介されているのですが、本書の主な内容は、 ・社会と、そこで暮らす我々の働き方について「すでに起こっている変化」と「これから起こるであろう変化」 ・「AIに代替されるような価値しか持っていない人間」にならないために、何が必要か というようなことだと感じました。 本書の教訓としては ・お金になるかどうかは別として、まずは好きなことにハマれ ・お金より信用を大

          すでにパラダイムシフトは起きた。ポジションを取れ!~10年後の仕事図鑑

          こういう奴に出会ったら今度から即離れていこう!~バカと付き合うな

          本記事は「バカと付き合うな」堀江貴文 西野亮廣 を読んだアウトプットです。 自分がこういうバカだったらなおしていこう、他人がこういうバカだったら距離を置こうと、客観視することができるようになったと思います。 見出しは本書の抜粋ではなく実際の知り合いをイメージして付けてみました。 昭和の働き方をしてる上司、いじめバラエティを押し付けてくる奴我慢を美徳にしたがるバカ~耐えて我慢すること自体がいいことだと誤解している奴はバカ。「良薬口に苦し」を「口に苦いものは良薬」と論理がスラ

          こういう奴に出会ったら今度から即離れていこう!~バカと付き合うな

          ユニークな読書はユニークな人間をつくる~戦略読書

          この記事は、「戦略読書」三谷宏治 を読んだアウトプット記事です。 コンサルタントであり、かつ「読書の専門家」である作者が、読書によって社会人として大きく、かつユニークに成長するためのノウハウを説明し、あわせて自分の読書体験やおすすめの本を紹介するという本です。 個人的には、おすすめの本から得られる教訓(★がついてるやつ)の方が心に残りました! 戦略的読書とは経営戦略とはその企業が持つ経営資源を、どの事業にどれだけ振り分けるかを決めること。読書にも戦略が必要。戦略がなけれ

          ユニークな読書はユニークな人間をつくる~戦略読書

          理解しようとして読め~読んだら忘れない読書術

          この記事は「精神科医が教える 読んだら忘れない読書術」著 樺沢紫苑 を読んだアウトプットです。 自分が大事だと思った点だけをシンプルに記載していきます。最初の★がついている4つが、特に大事だと思った点です。これをしっかり守るだけで、読書の質が上がること間違いないです。 ★今自分が読むべき本の難易度を間違えない基本・応用・ブレイクスルー と3つに分けることができる。 守 基礎を学ぶ 破 他の人の方法を学ぶ 離 自分のスタイルを模索する 最初は基本から始めること。入門書や図形

          理解しようとして読め~読んだら忘れない読書術

          この国は自由民権を望んでいるだろうか~ゴーマニズム宣言大東亜論

          この記事は、小林よしのり 「ゴーマニズム宣言 大東亜論」の第2部と第3部を読んだアウトプットです。 西郷隆盛が大河ドラマになっていましたが、明治維新後の「不平士族の反乱」っていったい何だかよく知りませんでした。 しかし、本を読んだ後は、なんだかこの問題が、現在に至るまで根強く続いているような気がしてきました。 西南戦争をはじめとする事件を、単に時代について行けず不平不満を募らせた士族が暴発したという見方は、明治政府こそが全で正しかったとする「明治礼賛史観」であり、実際に

          この国は自由民権を望んでいるだろうか~ゴーマニズム宣言大東亜論

          アウトプット大全~これ精神科医が書いているのがポイント

          この記事は「学びを結果に変えるアウトプット大全」著・樺沢紫苑 を読んだアウトプットです。 というわけで、この本に書いてある「読書感想テンプレート」に沿ってやっていきますね。 ビフォー 私は、インプットをしてもアウトプットはほとんどしていませんでした。昔はアメブロに読んだ本の要約と考察を載せたりしていたのですが、2019年の新年の抱負として、ちゃんと読書の記録をつけていこうと思いました。 気付き 本書はアウトプットにまつわる80のトピックと、アウトプット力を高める7つのト

          アウトプット大全~これ精神科医が書いているのがポイント

          WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.~ハンネスさんは死ぬしかないけど壁の中には安心と安全が必要だ

          この記事は、佐渡島庸平さんの「WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. 現代の孤独を持続可能な経済圏としてのコミュニティ」を読んでのアウトプットです。 要約はじめに 今、人はネットでどんどんつながっているはずなのに、どんどん孤独が増している。どうすればnot aloneになれるか? 第1章 現代の孤独とコミュニティ 「安全・安心」と「自由」は基本的にトレードオフの関係にある。インターネットとコミュニティをうまく使ったら両方手に入れられるのではないか? イン

          WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.~ハンネスさんは死ぬしかないけど壁の中には安心と安全が必要だ

          暇と退屈と寂しさの倫理学~ひまりんの要約と考察

          「暇と退屈の倫理学」著 國分功一郎 について要約と考察です。 「幸福とは何か」という普遍的な問いについて、「退屈」をキーワードに分析していく大変面白い本です。 ■要約1.最近ここんとこ、豊かに生きている人が少なすぎ。  モノを豊かに「浪費」するんじゃなくて観念や意味をひたすら「消費」させられているだけ。個人は「好きなこと」を選び取っているのではなく、広告によって欲望が生まれており宣伝文句にあおられて要らないものを買わされている。消費者は「余暇」(時間的余裕と金銭的余裕)を

          暇と退屈と寂しさの倫理学~ひまりんの要約と考察