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わかってきた「今ここ」

多くの先輩方が「今を生きる」ことの重要性を説かれる姿を見ても、40代まではその真意が理解できませんでした。仕事では先を見据え計画を立て、過去を振り返り、それを未来に生かすことが重要だと上司から繰り返し言われてきました。

確かに仕事においては、計画や振り返りがないと、どこかで足踏みしてしまうこともあります。しかし、自分の人生においてはどうでしょうか。

私は人生においては、「今ここ」を大切に生きることが大切だと考えています。誰しも悩みや心配ごとを抱えて生きていると思います。過去の過ちに縛られたり、未来への不安に振り回されるのは精神的に負担が大きいです。

もちろん、過去や未来を完全に忘れることはできません。しかし、「今ここ」という瞬間に意識を向けることで、そのような不安から解放されることもあります。特に未来については、不確定な部分も多いので、無駄な心配になることもあります。

「今ここ」に意識を持つことで、過去や未来に翻弄されない生き方が良いと思います。「今ここ」の方法は人それぞれです。私の知り合いは邪念が入ってきた時には、南無阿弥陀仏を何度も唱えるそうです。それによって「今ここ」に集中することができるとのことです。

私は音楽を聴いたり、身体を動かすことで、「今ここ」を意識することができます。生活の中で自分に合った「今ここ」の方法を見つけると、とても便利で有益だと思います。

(終わり)

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