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鑑賞面で創作をより楽しむために

私の敬愛する作家さんはよくこんな旨のコメントを受け取る事がある「本物かと思いました、騙さないでください」「子供が本物だと思ったらどうするんですか」等々…作品自体は反社会的な物だったりするわけではありませんし、信じ込んだとして日常には何ら差支えないものです。

私も稀ではありますがそのようなコメントを受け取ります。
こんな時私が気になってしまうのが、本当に作品が好きでその世界に没入している人はそれらコメントを見てどう思うかです。
あ、これは人に迷惑をかけるなって話ではありません、もっと面白い話ですよ?

まず、そういう人たちがどんな背景を持っているかわかりませんが、コメント自体には共通項があります。
それは…”作品を存在しないものとして扱いたい”ということ。
私はこれに悩んでいましたが、このことを吐露したのちひとりのフォロワーさんが言いました「なんだかそれっておとぎ話に出てくる見る目が無い故に美しいものを軽蔑して去っていくモブみたい」(要約)と…そこでちょっと面白い事を思いつきました。

そういう人たちを否定したりするのではなく”物語の一部として肯定”したらどうなるか。

世界に存在しない筈の動植物たちを”なかったこと”にしておきたい団体が居て、カバーストーリーを作るべく日々そんなコメントを残している…と。
そして私はこの世に”なかったこと”にされている生物を、ヒトの認識や知識や記録、記憶に残すことで種の保存を目論む秘密結社の一員として発信を続けるという構図が面白そうだ。

こうすると、作り手と鑑賞者と批判者の間にほぼ齟齬が無く、全ての世界観を補強できる…と思いたい。

これからは「作り物でしょ?」という言葉に対して「つまらない人だ」とか「夢が無い」とか思わずに「ええ間違いなく作りものです、なので査察はご遠慮ください」とか思えば済むのです!


始めてのnoteなので拙い個所もあると思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

遅くなりましたが、自己紹介をさせて頂きます。
私は趣味で近所の森でちいさな動植物や鉱物を採集している者で、「アートって何?」と訊かれたら数時間悩んで的外れな解を出すような人間です( ´ ▽ ` )
ではまたいつかどこかで。


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