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戻石について

今日は自宅周辺からちょっと離れてハイキングコースのある森を探索してきた。
雨の直後だったのでどんぐりは割れてしまいあまり拾えず…
ただ、木の根元に面白い物を見つけた。
ぼんやりと緑色の光が見えたので最初は蛍かと思ったが、もう蛍の時期ではないしここは川からも遠い。
近寄ってみるとそれは鉱植物だった。
石寄草かな?と思ったが、よく見ると丸い年輪があるし葉の形も見知った物ではない…

図鑑によると、これは大昔に休眠状態になった鉱植物が今になって芽吹いたものらしく、こうした鉱植物は総じて戻石(モドリイシ)或いは芽吹石(メブキイシ)などと呼ばれる。
雨が降った後に見つかることが多いのでキノコ狩りに行くと丁度見つかりやすいかもしれない。

戻石の大半は固い岩盤に食い込んでいたりそもそも大きくて持ち帰れなかったりするらしいのでこんなに小さいのは幸運だった。
ピックが無かったので家のカギを根元にあてがい、ハンマーで慎重にコツコツと叩く…するとあっけなくぽろりと取れた。

とりあえず直射日光の当たる場所は避けて霧吹きをかけつつ様子を見てみることにした。
幸いにも戻石は盆栽のように愛好家が結構いて、育て方を公開してくださっている方も多い。
上手く育てられたらまたいつか経過をここに書くかもしれない。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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