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氷草(ひそう)について

鉱物の整理をしていたら雲母の隙間に青々とした草が生えているのをみつけた。
元々こんなのは無かったので多分これはいきもの。

早速図鑑で調べてみたところ、これは氷草(ひそう)又はすきま草と呼ばれる鉱植物の仲間だそうだ。
胞子で増えて花は付けず、根が殆ど無く、葉で栄養を吸収し、隙間を好む。
隙間が好きなのに光合成をするのは、この鉱植物の生息地が元々凍った池だからだ。

この鉱植物が繁茂する池は氷が溶けるのがとても早く、水を飲みに来る動物がいち早く来るのだという。
水を飲んだ動物の足などに胞子をくっ付けて運んでもらい、別の池まで連れて行ってもらうという寸法だ。

しかし雲母にまで入り込むとは…してやられた。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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