宗像市の釣川さくらづつみ公園は、川沿い3キロに300本の桜の木がならぶ。
毎年、開花するこの時期が楽しみだ。
昨年は不本意にも入院先の病院の窓から、かろうじて1本の桜をながめた。
今年はそのようなことの無いよう、健康に留意しながら過ごしている。
昨日、もうそろそろかな？と線路のむこうに目をやると、ほんのり桜色。
ワクワクしながら釣川の土手をめざして歩いた。

#桜前線レポート

🌸釣川さくらづつみ公園の桜

桜の花を楽しめる期間は本当に短い。
油断していると、あっという間に葉桜になっている。
それはそれで美しいけれど、やっぱり桜は「花」がいい。

快晴となった昨日の朝、さくらづつみは華やかに色づいて美しかった。
目のまえで花を見て、美しいと感じられる健康はありがたい！
つくづくそう思いながら歩いた。

昨年、退院して自宅に戻ったとき桜は、すっかり葉桜になっていて、花はつつじの出番になっていた。

突然「肺炎」と病名を告げられ急激に悪化し救急車で運ばれたときは、まだ寒かったのに、病院を出るときは春物の服を着て帰った。
原因不明の肺炎は、重篤な状態から急に回復にむかい、2週間で退院。
何が起きているのか、何が起こったのかわからないまま時が過ぎた。

一年が経過した今、劇的と言っていいほど生活が変化している。
人生が変わったといっても過言ではない。

今ならわかる気がする。
あの時起こったことには、たくさんの大きな意味があり、起こるべくして起きたのだと。

人生は不思議でおもしろい。
絶対にやる！と決めると、あんな形で軌道修正してくれて、決めた方向に導いてくれるようだ。
こういうことを経験するから「引き寄せの法則」なるものを信じてしまう。

今年の春は、ここを歩きながら「感謝！」の声が心にひびく。
今まで以上にこころよく、ありがたい春になった。

春はいい！
花が咲き風さわやかで、みどりが目にまぶしい。
なにより大好きな夏が、そこまでやってきているのだ。

春はいい。

天気もよく半そでで過ごせる陽気に、人々は桜の花をめでようと集まってくる。
高齢のカップルがベンチで弁当を食べ、テントを張ってくつろいでいる。
遊具のある公園では、親子連れが花の下を走っている。

今この瞬間を楽しみながら、この光景に癒やされることにしよう。
自分に愛情をもって接し、この瞬間に感謝することが大事と思い知ったこの一年。
この安心を引き寄せてくれた自分に、心から愛と感謝をおくりたい。

さくらの花咲く春は、ほんとうにいい。
こんなに素敵な季節が味わえる日本に生まれたことに感謝しないと！
健康で安心して暮らせるまいにちに感謝しないと！
こんな気持ちにさせてくれるすべてに感謝しないと！

きりがないからこの辺で・・・

まだ５分咲きといった桜の木々の中にも、もう花びらを散らす桜がいる。
きっとはやばやと咲きほこり、太陽や雨を楽しんだのだろう。
好きな時に好きなように咲いていい。

年齢も順番も気にせず好きに咲いたら、やがてはみんな散っていく。
だから、しっかり楽しんで喜んで嬉しがって生きていいんだ。

釣川さくらづつみ公園を歩いていると、桜の花も葉も枝さえも、勇気をくれるそんな気がする。

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