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【ばあばのさりげない日々】与えられた場所でかがやく!そんな風景をみた(^^♪

寒空の下いつものように散策する神社の参道。
梅の木はなかったっけ?
探しながら歩くけれど、あるのは春に咲かんと準備する桜ばかり。
春になったら絶対来ようと思わせるほどの桜並木がつづいている。
拝殿に向かって歩いていると、桜の木の股からのびる枝に赤い実を見た。
思わず二度見、三度見してとりあえず写真におさめて通り過ぎる。

#最近の一枚

🔴赤い実の正体

赤い実をつけた小枝の正体は「万両」だ。
赤い実といえば、正月の縁起物で生け花に使う南天・千両・万両がある。
南天は枝ぶりや葉がちがうから、すぐにわかる。
千両は枝の先端で、葉に守られるように少しの実をつけるのに対して、万両はしげる葉の下で、たくさんの実をつけて華やかだ。
まさに、赤い実をつけるこの小枝は「万両」なのである。

🔴なぜ桜の木の股に育つ?

最近池のほとりで、白い実をつける万両と赤い実の万両をみつけた。
さりげなく紅白でたたずむ万両は、密かに命寿ぎながらそこにいるみたい。
それに比べて、神社の参道で見たあの万両の力強さを思いだす。
なぜ土の上でなく、桜の木の股で孤独に生きているのだろう。

答えは簡単、実をついばんだ鳥がそこに種を落としたからに違いない。
条件が整えば、どんな所でも育つのが生物なのだから…
理屈はそうでも、不思議は残る。

🔴与えられた場所でかがやく

孤独に凛として桜の木を舞台に育つ万両。
紅白でひっそりと土の上で、寄り添いながら生きる万両。
何気ない日常の中の、植物の生きざまから、また一つ学んだような気がする。

人間に限らず、命を燃やす舞台はさまざまだ。
木の股だろうと土の上だろうと、そこに根付いて生きることが大切なんだ。
一人孤独であっても、寄り添う相手があっても、自分を信じて生きるしかないんだ。
凛とした立ち姿を見せるか、ひっそりとたたずむか、それぞれの生き方があっていい。

与えられた場所で精一杯生きて、赤い実をつけられたら、だれがどう見ようとそれだけでいいのかもしれない。

♬最後までお読みいただきありがとうございました。(^^♪


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今日は節分、子どもたちの豆まき行事があったようです。



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