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フォニックスって何?

みなさん、こんにちは。
Cafetalkの英語の先生、Keikoです。

前回の自己紹介の記事で、私が英語を教えたいと思ったきっかけは「フォニックス」と記しましたが、今回はまだフォニックスという学習法を知らない方のために、フォニックスについて書かせて頂こうと思います。

フォニックスって何?

フォニックスとは英語の「スペル」と「音」のルールを学ぶ学習法です。フォニックスを学ぶことで、英語を正しい読み方で読むことができ、知らない単語でも聞けば正しい「スペル」で書けるようになる、という画期的な学習法です。

私たちはこれまで、単語のスペルは丸暗記、発音もカタカナで読み方を書きながら覚えてきました。例えば、"elephant"というスペルを覚えるのに、「エレプハント」と覚えた方も多いのではないかと思います。

今までの英語教育では教わってきませんでしたが、実は英語の文字と音にはルール(規則性)があるんです。そのルールのことを「フォニックス」と言い、フォニックスを習得すれば、単語の丸暗記やカタカナで読み方を書く必要がなくなります。

フォニックスの勉強法

「フォニックス」では、まず44の母音と子音の音をフォニックス読みで覚えることから始まります。え、英語の基礎はアルファベットからでしょ?とお思いになった方もいらっしゃるかと思います。確かにアルファベットは大事ですが、"cat"という単語を想像してみて下さい。ここで使われている「シー」「エー」「ティ」というアルファベットの読み方を知っていたら読めますか?読めませんよね。アルファベットは文字の名称ですが、これを知っているだけは文字を読めるようにはなりません。

一方で「フォニックス」は「音」であり、"cat"という単語は、 /c/ /a/ /t/ の3つの異なる音が組み合わさって出来ている、ということになります。

ここで、「フォニックス」を知っているとこんな難しい単語も読める、という一例をご紹介したいと思います。

例えば、 "available" という単語、どのような読み方をするか分かりますか?この単語のスペルは10文字ですが、実際の音は次の7音なんです。音で表すと次のようになります。

            "a - v - ai - l - a - b - l" 

最初に「フォニックス」とは母音と子音をフォニックス読みをする、とお話しましたが、他にも規則的なルールがあります。この単語には2つのルールが隠れているのですが、1つは"ai" = 「エイ」と読む、もう1つは単語の最後につく"e"は、「サイレント"e"」と言って発音しません。そのために7音となるのです。

フォニックスを学ぶメリット

  1.  正しい音で発音出来るようになる

「フォニックス」は、日本語の音には触れず、英語の発音を「音」として根本から学んでいくので、正しい発音を身につけることができます。早いうちから英語の正しい音に耳を慣らしておくと、カタカナ発音を全く耳にすることなく正しい英語の発音を吸収することができます。


2.  英単語のスペルから読み方を予想できる

「フォニックス」の知識があれば、これまでのように英語のスペルと音を別々に覚える必要がなくなります。そのため、英語のスペルから発音を予測出来るので、単語を効率的に覚えて正しく読むことができるようになります。


3.  リスニング力が向上する

日本人がリスニングが苦手な原因の1つは日本語の音と英語の音が違うからです。「フォニックス」を習得すると正しい音が身に付くため、自分が発音している音と聞こえてくる音の違いがなくなり、リスニング力がアップします。

4.  音から英単語のスペルを予測して書けるようになる

「フォニックス」を習得すると、聞こえた英語の音をもとに、スペルを推測する力が身につきます。そのため、いちいち辞書を引いて「スペル」を確認しなくても、自分の力で正しく英語を書けるようになります。

まとめ

「フォニックス」は、毎日の積み重ねで必ず学習効果が得られる、画期的な英語学習法です。特に英語の勉強を始めたばかりの方、英語の発音が上達しないと悩んでいる方にお勧めします。

子供から大人の方まで、レベルや学習歴に応じたフォニックスレッスンをご提供しております。ご興味のある方は是非こちらよりご予約下さい。

https://cafetalk.com/i/keiko.p/ja


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