わたしは香港に長いこと住んでいる。10年？いいえ、そんなもんではなくてよ。23年だ。どうよ、長いでしょう。

人生のほぼ半分近く、つまり成人してからのほとんどをもう日本では過ごしていない。

だからこそ日本という国、日本人という民族を俯瞰で見ることができるし日本の素晴らしさも、身に染みて知っている。

日本ほど清潔で安全で、民度が高く、勤勉で道徳心があり、規律を守る国は類を見ないのですよ。

なーのーにー。

国の政策視点で見た途端、一転して後進国のように感じてしまう不思議。なぜに？なぜなのだ。

個人個人の精神性はこんなにも高いはずなのに。

一方、わたしが23年真近で接してきた香港人。彼らはやや粗野とも言えて繊細さには欠けるけど、とてつもなくエネルギーが高い。

よく食べ、いやマジで普通の可愛い子ちゃんとかも基本、香港人女子は痩せの大食い。

よく喋り、老若男女ほんとまあよく喋る。

よく遊び、夜遅くまで疲れた顔も見せず、エネルギッシュでパワフルだ。

このように、なんせ香港人は元気で生命力に溢れている。それは国境を超えても決して変わらない。

今は世界が一丸となって有事に立ち向かっている局面なので旅行どころではないが

例えば旅行先でも、香港人のテンションと生活リズムは、普段通りだ。

ホテルの朝食バイキングを盛り盛り食べ、胃腸が丈夫で、アグレッシブに観光を謳歌し、途中何度も間食を挟み、ディナーに舌鼓を打ち、夜は快眠、ぐっすり眠る。

どこへ行こうがその生命力とテンションはキープされたまま。こちらまでが元気になってくる。

香港人がいつでもこのように安定しているのは、平常心でいられているからに他ならない。

人は平常心の時、お腹が空くし、トイレに行きたくなるし、眠くなるという。

ならば、お腹が空かない、トイレに行きたくならない、眠くならないのうち一つでも当てはまるなら、それはあなたが既に平常心ではなく、緊張状態にあるということだ。

ちゃんとお腹空いてますか？　　　　　　　　　トイレ、大丈夫ですか？　　　　　　　　　　　しっかり寝れてますか？

エネルギーが敏感な人ほど、平常心が乱れてしまいがちかもしれないね。

また何かに没頭している時もよく「寝食を忘れる」などと言うけれど、それもいわば興奮状態にあるわけで、平常心ではないのだ。

メンタルの強さも平常心と比例している。なんせ総じて香港人はメンタルが強い。

そんな屈強メンタル香港人の多くが親日家であり、「日本人は真面目で行儀やマナーが良く素晴らしい」と常日頃から口にしているのだから、

やっぱり日本人は素晴らしいのだよ。

日本人のわたしは褒められる度ドヤ顔になる。謙遜などはしない。堂々とありがとうと言う。

今世、日本人に生まれたことに感謝し、誇りに思っている。

屈強メンタル香港人に、これだけ褒められている日本の皆さん、自信を持って。

そしてできる予防を。Stay home☆