見出し画像

【Story of Life 私の人生】 第24話:五年生 〜 遠足と移動教室 Part 2

こんにちは、木原啓子です。
Story of Life 私の人生 
前回は、 第23話:五年生 〜 遠足と移動教室 Part 1 で、移動教室の思い出をお話ししました。
今日は、五年生の頃の思い出 Part 2、秋の遠足のお話をしようと思います。

五年生からの日帰りの遠足は、今までとは違って「山歩き」になりました。
秋の遠足は、10月中旬の少し涼しくなった頃。
西武線に乗って、秩父の少し手前の高麗駅まで行き、巾着田を通り、日和田山から物見山を抜けて、隣の武蔵横手に行くコースとなりました。

遠足のしおりを貰った時、私の頭の中は「山歩き=藤野のトラウマ」状態。
4歳になる前の、辛くてギャン泣きした、あの「生まれて初めての登山」を思い出してしまい、正直「絶対に行きたくないなぁ」と思いました。
今回は「山歩き」なので、装備も服装もそれなりにせよとしおりに書いてあり…
ますます憂鬱な気分になってしまい「遠足は雨で中止にならないかな」と、逆さまのてるてる坊主を作って、雨になるようお祈りする始末(笑)
が、元々が「晴れ女」なので、当日はドピーカンのハイキング日和になってしまいました。

前日、友達と一緒に買いに行ったおやつと、母に作ってもらったお弁当に、麦茶を入れた水筒をリュックに入れて、朝早く学校に集合。
学校からは、整列して家の前を通り、35分かけて江古田駅まで歩きました。

余談ですが、その時点で家を1往復している訳で…
帰りも学校解散だから、結局家を2往復する羽目になり、なんとなく損した気分になったことは言うまでもありません。

江古田から、ガラガラの下り電車に乗って、高麗まで1時間くらいの旅。
電車に乗るなり、みんなでおやつ大会開始!
先生から「帰りのおやつを取っておきなさい!」と言われてしまう始末。
そうこうしているうちに、高麗に到着しました。

まず、巾着田へ向かい、川沿いの道を歩きました。
9月だったら、曼珠沙華(彼岸花)で真っ赤だったと思うのですが、10月は一面のコスモス畑!
とても綺麗でした。

上から見たら、巾着の形をしている一角を抜けて、いよいよ目の前に見えている日和田山へ。
標高300メートルちょっとの山なので、子供の足でも1時間半程度で頂上に到着出来る程度。
友達とお喋りしながら歩いていたら、山頂に着いちゃった。
風も気持ち良く、山頂からの眺めは最高でした。

頂上で20分の休憩タイム。
みんなでおやつを食べて、麦茶飲んで、景色眺めて過ごし、次の目的地の物見山へ向かってスタートしました。
途中アップダウンはあるものの、こちらも375メートルの山なので、お喋りしながら歩いていたら、1時間程度で物見山山頂に到着しました。
ここでお弁当タイムになり、みんなでお弁当を広げて、45分間休憩しました。

お弁当タイムが終わり、今度は下りの山道。
途中、五常の滝を通り、山頂から1時間半位でお隣の武蔵横手駅に到着しました。
友達とお喋りしながらだし、ほぼ下りだし、あまり急なところもなく、途中から車道になったので、ギャン泣きすることもなく、駅に着いてしまいました(笑)

それでも、合計5時間近く歩いたので、皆疲れて電池切れ状態!
帰りの電車では、江古田までほぼ寝ていました。
山歩きよりも、江古田から学校までの40分(しかも自分の家の前を通り過ぎる)が、実は一番辛かった気がします。
あれだけ憂鬱で行きたくなかったのに、行ってみたら結構楽しかった。
まあ、初心者向けの山歩きだったこともありますが、内心かなりビビっていただけに、ちょっと拍子抜け状態でした。
それでも「生まれて初めての山登り」のトラウマは、今でも抜けていません(笑)

その後、中学も高校も、遠足=山だったと思います。
ちなみに、高校では一度しか遠足に参加出来ませんでした。
事情は後日お話ししようと思います。

〜続く。

今日はここまでです。
次回は、第25話:自家製の草餅 に続きます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?