「うめぼし」を考える

LIVEに行くのはやめてしまったが(推しが多すぎる問題!)私はSpitzも好きだ。

その中で「うめぼし」という不思議なタイトルを持つ歌がある。

うめぼしたべたい
うめぼしたべたい僕は今すぐ君に会いたい
とってもさびしい
とってもさびしい僕は今すぐ君に会いたい

値札のついたこころ 枠からハミ出せない
星占いで全てかたづけたい
知らない間に僕も悪者になってた
優しい言葉だけじゃ物足りない

うめぼしたべたい
うめぼしたべたい僕は今すぐ君に会いたい

Spitz「うめぼし」より1番サビまで引用

ツイでもそうだが、著作権問題が把握できてないので、とりあえず引用を分けてみる。
引用と言ってもコピペできないので手打ちだ。

これは初期の頃の曲
当時私はSpitzの存在すら知らなかった。
だからこの歌の背景は知らない
歌詞を書いたマサムネ自身がこの曲について語っていたのか?ということも知らない

ただ、Spitzもマサムネも好きになって後、この歌詞はいつも不思議だった。
というかマサムネの歌詞は不思議なものが多い。
だからこそ素敵なのだが。

メロディはMELLOW。

そして時を経て。

10月下旬から、短歌を趣味とするようになった。
そうしたら、なんだか少しこの謎の先端を掴んだ気がする

うめぼしは酸味がある。
それをたべたい「僕」。
酸味があるからこそ、「僕」は君の甘さを求めているんではないか?
と。

結局「僕」はどっちも欲しい欲張りでもあり、ささいなうめぼしと大事な君との対比でもある気がする。
大した欲張りではない。

さらに「僕」はさびしい。
さらに君に会いたくなっている。
ささいなうめぼしから始まった気持ちは余計に君にあいたくさせるアイテムだったのだろうか。

星占いが出てくることから、片思いかもしれない

続く歌詞はこうなっている

穴のあいた長ぐつで水たまりふんづけて
涙が出るほど笑いころげたい
知らない間に僕も悪者になってた
優しい言葉だけじゃ物足りない

うめぼしたべたい
うめぼしたべたい僕は今すぐ君に会いたい

Spitz「うめぼし」最後までの歌詞引用

結局「僕」の心は空っぽなのかもしれない。
物足りないのかもしれない。
だから少しの刺激を「うめぼし」に求め、さらに君へへも求めているのかもしれない。

そんなことを考えてみた午後。

そして私はこの歌が好きだ。

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