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元慶應仮面二浪による京大受験で使った参考書紹介【数学編】

こんにちは、元慶應仮面二浪です。浪人期は基本的に予備校に行かずほぼ参考書だけ(二浪目夏だけ駿台の夏期講習を取った)で勉強して京都大学に受かったので、独学erは参考になるかと思う。科目別に紹介する。今回は数学だ。小生は本試験ではあまり成績が取れていない(現役50一浪35二浪100)が、二浪の模試ではそこそこ良く、成長の手応えを感じていたので、ある程度の役には立つと思う。①基礎②標準③発展の3段階に分けて参考書を紹介しようと思う。


①基礎

まず基礎的な参考書から紹介する。近年易化傾向のある京大数学で合否を左右するのは、何と言っても基礎である。小生が数学の基礎固めに使った参考書は『入試数学「実力強化」問題集』である。多くの人は基礎固めにチャートやフォーカスゴールドをやると思うが、この問題集は「そういった問題集を終わらせるのが億劫だ」と思った人に対してオススメだ。問題分けが細かいから隙間時間などにやりやすい。チャートなどと違うのは、問題が細かい要素に分けられているということである。入試問題よりも問題がシンプルになっているので、チャートよりも解法を暗記してアウトプットしやすいのがこの参考書の強みである。

②標準

次に標準的な参考書を紹介する。近年の京大数学の易化傾向において最も合格を左右するのは、標準問題である。こういった標準的な問題を扱っている参考書で、小生が良いと思ったものをいくつか紹介する。
まずは「厳選! 大学入試数学問題集 理系262」を紹介する。この問題集は標準的な良問が揃っており、問題演習をするのに良い。数学1A、2B、3の全ての範囲の問題を1冊でできるので、コスパが良い。

次に、「世界一わかりやすい 京大の理系数学」を紹介する。この参考書は“ガチ”でオススメである。現役時に真面目にこれをやっておけば良かったのに…とめっちゃ後悔するほどの良書である。この参考書の特徴はというと、数学の問題を解く時の思考の型を徹底的に叩き込めることである。京大数学は誘導が少なく、そういった問題を解くときに基礎からの飛躍をこの参考書は埋めてくれる。ちなみに分野ごとに分けられていて習った範囲だけを進める事ができるので、高1高2で数学を全範囲終わっていない人でも手をつけることができるのも良い点である。

③発展

次に発展的な内容の参考書を紹介する。小生は定着するほどこなせなかったが、しっかりこなせば相当の実力がつくと思う。
まずは「ハイレベル数学の完全攻略」である。本書はやや難しめの典型問題を扱っていて、そこそこ手強い問題も少なくない。説明が多く丁寧なので、小生のような数弱でも進めることができるのが良い点である。

次に紹介するのは、「京大数学プレミアム」である。小生は本書を現役時の高3で買い、基礎が固まる前にやっていたので全然解けなかった記憶がある。先に先ほど紹介した「世界一わかりやすい 京大の理系数学」を先に進めれば良かったと後悔している。本書の特徴は、問題に対する思考法、糸口の見つけ方、周辺知識など、面白いアプローチをしているところである。余裕があれば取り組むのも良いだろう。

(おまけ)過去問

京大数学において、過去問を解くのは最も重要である。過去問で、小生がオススメだと思うのは「京大入試詳解25年」である。本番と同じ配置になっていてセット演習がし易いのがとても良い。また、余裕があれば「京大・入試数学51年の軌跡」をやって演習量を積んでみても良いだろう。


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